拳銃

ワルサーPPK  2007年04月13日
M36チーフスペシャル  2007年04月05日
トカレフ拳銃  2007年04月05日
9mm拳銃  2007年04月05日
44マグナム  2007年04月05日
357マグナム  2007年04月05日
グロック17  2006年09月29日
スチェッキン  2006年08月20日
ワルサーP38  2005年11月30日
モーゼル・ミリタリー  2005年03月22日

2007年04月13日

ワルサーPPK

 1920年代に、当時新鋭企業だったワルサー社が様々な研究の末に警察用拳銃として開発した物が、ワルサーPP。これが警察以外にも銃不足にあえぐ欧州各国の軍が注目し士官用の携帯用拳銃として人気が出たため、さらに携帯に向く様に小型化をはかった物がワルサーPPKである。
 ローディングインジケーターが内蔵され外から見ても薬室に弾丸が装填されているかがわかる。作動方式はストレートブローバック。

 携帯性と性能に優れたPPとPPKは多数生産され欧州各国の軍/警察で使用されたが、第二次大戦中の戦時急造で粗悪品が大量に出回った事と、ドイツのゲシュタポが好んで使用したため評判が芳しくなかった。
そのイメージを一変させたのが映画『007』シリーズであり、主人公であるMI6(イギリス秘密情報部)所属の諜報部員であるジェームズ ボンドが持つPPKは、スマートなスパイのスタイルに見事なまでに合致しPPKはボンドの代名詞と云われるほど有名になった。
ワルサーPPK

2007年04月05日

M36チーフスペシャル

M36S&W社の制作するモデル36チーフスペシャルは1952年に警察用リボルバーとして開発された。
同社が 1950年代以降にラインナップしたリボルバー用フレームでは最もコンパクトなJフレームを採用し、弾薬には38SPECIALを使用する。
M36は警察向けとして携行性の向上を目的に設計されており、他の一般的なリボルバーとは異なる5発の装弾数を持っている。
同じ38スペシャルを使用する6発装填のリボルバーよりも小さなシリンダーを持つ事で軽量化にも成功している。
チーフスペシャルは主要販売先である警察、公安関係者への販売に成功し、同社の代表的なコンパクトリボルバーとしてだけでなく、業界全体を代表するコンパクトリボルバーの地位を確固たるものとした。
1965年にはステンレスモデルのM60 がラインナップに加わり、メンテナンス性が優れていた事からこちらも販売数を伸ばした。
バリエーションモデルとしてはアルミ合金製フレームを採用した M37エアーウエイトモデルが存在し、こちらは日本の警察機関に使用されている。
M36シリーズはそのサイズから女性にも扱いやすいピストルとして評価され同社ではM36を女性向けにデザインしたLS(レディスミス)シリーズを展開。
M36LSでは38スペシャルよりも強力な強装弾38+Pを使用する。
更に内蔵式ハンマーを持つダブルアクション専用のM40とそのステンレスモデルM640も製造されている。
同シリーズはレモン・スクイザーの愛称で呼ばれる他、100周年記念モデルである事からセンチニアルとしても知られる。
1995年には耐久性を向上させ357マグナム弾を射撃可能にしたJ Magnum Frameを開発し1997年には全てのJフレームリボルバーがJ Magnum Frameとして生産されている。

トカレフ拳銃

トカレフ7.62mm自動拳銃。1933年旧ソ連軍が制式採用した拳銃で、米軍のコルト45の対抗モデルとして共産圏の軍の将校や警察に採用され普及した。
その後共産圏の各国で大量にライセンス生産されています。
日本に流入しているのは中国製の黒星といわれるもので性能的にはトカレフと同様です。
トカレフは旧ドイツの.30モーゼル弾(7.62×25mm)という比較的小口径弾を使用する。
軍用銃なのでダムダム条約に基づくFMJ(フルメタルジャケット)弾頭を使用しています。
この銃の特徴を一口で言えば初速の速さからくる貫通力の高さにありますが、9ミリや357マグナムのような人体への破壊力(マン ストッピングパワー)は低い。

9mm拳銃

ベレッタ9ミリパラベラムと呼ばれる(9mm×19mm)の旧ドイツのルガー社のデザインした弾丸を使用する自動拳銃。
十数年前に米軍がイタリアのベレッタ社の9ミリ自動拳銃を制式採用したため米国では軍隊から警察官及び民間人の護身用に広まった。
日本の自衛隊や海上保安庁も9ミリ自動拳銃の導入を始めている。
防衛庁自衛隊は、スイス SIG社の P226をミネベア社が国内でライセンス生産したものを採用しているが、マガジンは本来15発のところを10発に仕様変更しているらしい詳細は不明。
海上保安庁もオーストリアGLOCK社製M17 9ミリを採用しているとの情報があるが未確認。
ベレッタのほかにも SMITH&WESSON SIG HECKLER&KOCH GLOCK BROWNING WALTHER等の有名メーカーの殆どが9ミリ自動拳銃を製造しておりそれぞれに独自のデザインと性能や特色を競っている。
特に9ミリ自動拳銃の魅力の一つとして10発から15発という装弾性能が挙げられる。
従来のリボルバーに比べて倍かそれ以上の弾丸を一気に撒き散らすパワーは脅威であるとともに過剰防衛事件の原因にもなっている。
この9ミリ自動拳銃の欠点は装弾数との関係で弾倉が大きく、欧米人に比べて指が短く手が小さい平均的日本人の体格では使いずらい点が挙げられる。
通常弾による弾道試験の結果、意外と貫通力は低く抑えられており、警察官が市街地で使用するのに適していることが分かった。
世界中で製造され広く普及し価格も安いためいずれは日本の犯罪現場へ登場するかも知れません。
ちなみに米国内での小売価格は軍用のBERETA MODEL92FSの新品が629ドルから828ドルで小売されている。日本円で7〜9万円程度です。

44マグナム

44映画ダーティハリーで有名になった大型拳銃。
本来は大型獣ハンティングのサイドアーム(ライフルが使えない時の護身用のスペア銃)として開発されたリボルバー拳銃。現実問題として大き過ぎ、重すぎ、威力があり過ぎて軍や警察では使用していないが護身用? やハンター用として米国内では流通している。

357マグナム

35738口径拳銃の威力不足を補うために発射火薬を20%程度増量したマグナム弾を発射するために銃身や弾倉、フレーム等を補強したリボルバー拳銃。
コンバットマグナムと呼ばれ軍や警察で広く使われているが、最近は9mm自動拳銃の多装弾タイプが好まれて携帯する警察官の数が減ってきつつある。
大きすぎず小さすぎず、且つ十分なパワーがあり信頼性も申し分ないハンドガンである。
また、38口径や44・45口径に比べFMJ、ホローポイント等使える弾丸の種類が多いのも特徴である。

38口径がベースであるが、区別するためにボアの山径で口径を表示している。
357Magnamで38口径lのカートリッジは問題なく撃てるが、357Magnam弾を間違えて38口径銃lで撃たないようカートリッジの全長を長くして、38口径lの弾倉に入りきらないように作られている。
銃自体のデザインと威力のバランスが良く、故障が少ない簡素な機構で戦場の兵士や第一線の警察官に最も信頼されているハンドガンの一つである。

2006年09月29日

グロック17

グロック17(GLOCK 17)はオーストリアの銃器メーカーであるグロック(GLOCK)社が初めて開発した自動式拳銃である。

開発は1980年頃から進められ、1983年に「Pi80」の名前でオーストリア軍の制式拳銃として採用された。これの民間用モデルとして、1985年にアメリカで販売されたものがグロック17である。17とは、当時としては多かった17発の装弾数をアピールしたものだと言われているが、作製するにあたって獲得した17件のパテント数だとも言われている。

発表当時は特殊な機構・材料・デザインから色物扱いを受けた同銃であるが、現在では軍用・警察用として大々的に採用されており、現代拳銃のカタチを決定付けた銃の一つと言える。

口径は9mm(9mm×19パラベラム弾)、装弾数はダブル・カラム・マガジンによる17+1発である(ロングマガジンも存在する)。

現在は本国であるオーストリア以外にも、フィンランド、スウェーデン、インドなどやアメリカのFBIなどの法執行機関に配備・採用されている。

グロックシリーズの特徴として、プラスチックの部品が多いことが挙げられる。フレームは勿論のこと、トリガーとその周辺機構、マガジン外側が代表的な部分で、その他にも「強度的に問題無い部品」にはプラスチックが使われている。

プラスチックによる恩恵は多く、金属に比べて成形が容易であること・軽量であること・変形しづらいこと・寒冷地帯において銃が皮膚に付着するのを防ぐこと等が挙げられる。

また、スライドが鋼鉄・フレームがポリマーという素材構成の場合、全体の重量に比べてスライドが重く射撃時の衝撃が増大するが、グロックのフレームに採用されている素材は非常に柔らかく、これによって衝撃を緩和している。
グロック17

2006年08月20日

スチェッキン

ロシアの拳銃。
モデルガンでも触ったことはありません。
詳しい情報は
http://blog.livedoor.jp/lightdoor/archives/50081976.html
スチェッキン

2005年11月30日

ワルサーP38

第一次大戦後、敗退したドイツは、ベルサイユ条約により、9mm以上の大口径ピストルを使用してはならないという制約の中で、次期サイドアームの開発を密かに進めていた。
なぜ開発が進められていたかというと、それまで使っていたルガーP.08は、あまりにもコストが掛かり過ぎていた為。
まず、ダブル・アクション・オート「ワルサーPP」(当時は.32ACP)が開発され、この機構をベースにワルサーMP(ミリタリー・ピストル)が作られる。
それは、ハンマー内蔵式のP38のような物で、すぐさまワルサーAP(アーミー・ピストル)に発展する。
このAPによって、ワルサー社は多くのパテントを取っている。
プロップド・アップ・ブロック・タイプのロッキング・システム、ブリーチ・ブロック、エキストラクター、ファイアリング・ピン、ローデッド・チェンバー・インジケーターなど。
これらの機構の多くは、戦後の銃器開発にかなりの影響を及ぼし、他国の多くの銃器メーカーが模倣する事になる。
無難な性能を持ちつつも構造が単純かつ部品数が少ないため耐久性に優れ、かつ大量生産に向いていたP38はワルサー社のみならずモーゼル社やブルーノ社(チェコ)などで大量生産され、約1000万挺ほどが戦場に送られた。
P-38

2005年03月22日

モーゼル・ミリタリー

モデル・1896ミリタリーと命名されたこのピストルは、最初の実用化された軍用オート・ピストルで、遊底を後退させて弾倉部を開放し、ストリップ・グリップに装着した10発のボトルネック型の7.63ミリ実包を上部から薬室内へ押入れ、クリップを抜き取ると、遊底が復座スプリングの力で前進し、このとき実包を1発薬室へ送り込む。
後は引き金を引きさえすれば、遊底の後退でコックされていた撃鉄が落ちて、遊底内の撃針をたたき、これで第一弾が発射され、発射ガスによって銃身がわずかに後退して遊底とのロック機構をはずし、その後は遊底だけが後退して空薬莢を排出し、撃鉄をコックし、復座スプリングの力で再び前に前進するときに次の実包を薬室に送り込むシステムを持つこのピストルは、その後第二次大戦が始まるまでに70万丁が生産されたが、テストでは毎秒6発、毎分80発の発射も可能といわれている。
このピストルに使用する“7.63ミリ・モーゼル”実包は、アメリカでは“.30モーゼル”として知られているが、弾頭の直径は0.308インチで、ボトルネック型実包は初速411.48メートル、有効射程300メートルというすぐれたものであった。
1898年になると、銃身長12センチのモデルもつくられている。
グリップの側板をとめる1本のネジ以外は、1本のピンもネジも使用されないという特殊な構造も、軍用拳銃としてすぐれた機能であるといってもよい。ふつうの拳銃の部品は組み立てるためにピンやネジを必要とするが、モーゼル軍用拳銃では、部品は初めからピンやネジをつけたような格好で、一つの原材料からけずってつくられたものであり、部品とピンやネジが一体となっていた。

小説ではギャビン・ライアルの「深夜プラス1」でハーヴェイ・ロヴェルがこの銃を愛用している。
モーゼル

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