雑記・雑感

リプレイ  2008年02月20日
「ウールリッチ傑作短篇集」  2008年01月02日
「ロング・グッドバイ」  2007年12月26日
読んでない作者  2007年12月13日
警視の週末  2007年09月07日
剣客商売を久し振りに  2007年07月17日
「海外ミステリガイド」  2007年04月26日
マーシャ・マラー  2007年04月17日
★★★★の作品  2007年03月21日
「ブルー・ベル」  2006年12月07日

2008年02月20日

リプレイ

「リプレイ」 ケン・グリムウッド
当初★★★の評価だったが、読み直しているうちに変化が。
評価を★★★★に変更した。

2008年01月02日

「ウールリッチ傑作短篇集」

ギブアップした「ロング・グッドバイ」と一緒に「ウールリッチ傑作短篇集」を読んでいた。
自分的にはウールリッチという名前がどうもなじめなくてアイリッシュと言ってしまう。
この短篇集は大昔の創元推理文庫が出したアイリッシュ短篇集とはまた違う選択をしているが、どちらもお薦めできる。
アイリッシュのいいところは文章がいいのだ。
それに比べると「ロング・グッドバイ」はね。
清水俊二訳の「長いお別れ」がなければ、
村上春樹はこんな文体に翻訳しなかったと思う。

アイリッシュの短篇はとても古いものだが読んでいるとその古さがあまり気にならない。
文章がとても滑らかにできているせいだろう。
しかしこれも、頭で読むとそうはいかないかも知れない (笑)

2007年12月26日

「ロング・グッドバイ」

今、図書館にあった「ロング・グッドバイ」を読んでいる。
清水俊二訳の「長いお別れ」じゃない。
村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」だ。
何でも、「長いお別れ」では翻訳する際に随分端折っているのだそうだ。
それを今回は全文丁寧に翻訳したとのこと、本も分厚い。

期待に胸を膨らませて読み始めた――、のだが。
どこかがおかしい。
なんかすっきりしないのだ。
ついに「長いお別れ」を引っ張り出して目を通した。
文体があまりにも違いすぎる。
「長いお別れ」は名訳だと確信する。

「ロング・グッドバイ」はハードボイルドと違う!
私の結論はこの点に尽きる。
おそらくこの勘ははずれてないと思う。

2007年12月13日

読んでない作者

結構いろんな人の作品を読んできたが、中には手を出してない人もいる。
スティーヴン・キングもその一人。でも嫌いじゃない。
ここまで手を広げなくてもよかろうと思っているのだ。
ジェイムズ・エルロイは途中まで読んで放棄して他のも手を出してない。
他には、ウンベルト・エーコやルース・レンデル。
デニス・レへインは暗すぎて嫌い。
最近では、サラ・ウォーターズがだめですね。

2007年09月07日

警視の週末

デボラ・クロンビーのシリーズ第9作だ。
シリーズが始まった当初はまあまあ読めるかなというレベルだった。
いつの間にやら、ダンカンとジェマは同居しそれぞれの子供も一緒に。
別々の家庭のじれったさが取れて余分なわずらわしさがない。
その分、ストーリーもじっくり書き込まれている。
ただ、シリーズを通して読んでいないと理解できないこともある。
私は読んでいるので★★★★★の評価を与えたい。
初期のクロンビーとは思えない筆致です。

2007年07月17日

剣客商売を久し振りに

クーンツの「ハズバンド」を読み上げて、図書館で借りてた本のストックが切れた。
本がパッとしなかったので――、しばし考えた挙句「剣客商売」の入っているボックス(文庫本10冊入り)を引き出した。
おもむろに第一巻を手に取って読み出したら止まらない。2時間ほどで2巻を読み上げた。
はじめて読む本ではないから早く読める。
最近は佐伯泰英の江戸双紙シリーズを読んでいるが、やはり池波正太郎は格が違う。
図書館から2冊借りてはいるが、それには手をつけずに5冊を読み上げた。
一箱読んでしまうのだろうか (笑)

2007年04月26日

「海外ミステリガイド」

「海外ミステリガイド」 仁賀克雄 1987 朝日ソノラマ文庫

海外ミステリの作品はいっぱいある。だが、どれを選んで読んだらよいか、戸惑っている方も多いと思う。そこでミステリの歴史にはじまり、名探偵、トリック、ミステリ映画、現況と将来などを分類しコンパクトにまとめたものがこれである。

最近やっとこの本の一部を紹介してみた。
「参考書」の中にアップしてあります。
「ミステリの面白さと楽しみかた」
「ミステリの生みの親・ポオ」
「シャーロック・ホームズの誕生」
以上。
そのほか、「名探偵や主人公」の一部に詳しい紹介を載せました。
クリスティ、カー、クイーンの作品にABCのランク付けがあったのでそれもデータとしてアップしました。
著者名索引から見られます。

2007年04月17日

マーシャ・マラー

図書館に「沈黙の叫び」があって借りてきて読んでいる。
何でも4Fのはしりの作家だそうだ。
主人公のシャロン・マコーンも行動派でしっかり主役を張っている。
名前を検索したら、なんとビル・プロンジーニの奥さんなんだ。
マコーン・シリーズの第一作「人形の夜」は小泉喜美子女史が翻訳している。
なんだかこれも読んでみたくなった。
なお「沈黙の叫び」は快調に読んでいます。

結局一気読みでした。
★★★でアップしてあります。

2007年03月21日

★★★★の作品

今年に入って★★★★の作品が五つになった。
「容疑者」「デス・コレクターズ」「異人館」「クレイジー イン アラバマ」に「埋葬」だ。
これってペースが速すぎ (笑)
ただ、★★★★★がないんだな。
強烈にビビッとくる作品にお目にかかってない。
「デジタルの秘法」を読み直して★★★★に追加した。

2006年12月07日

「ブルー・ベル」

アンドリュー・ヴァクスの本は1996年4月に「フラッド」を読んだのが始まりだった。その時は★★★の評価はしたけれど、それだけだった。去年、「嘘の裏側」と「凶手」をたてつづけに読んだ。
それでヴァクスはもういいと思った。
評価は★★と★だった。
先月、図書館で借りる本がなくて時間つぶしに「ブロッサム」を借りて読んだ。
初めて登場人物が生きていることに気がついた。
もっと読んでみたくなった。
本当は「フラッド」を読み直したほうがいいのかもしれない。
ストーリーは忘れているが、バークよりもフラッドのイメージだけは残っている。
図書館の棚にはなかったが地下の書庫にはまだ「赤毛のストレーガ」と「ブルー・ベル」「ハード・キャンディ」があった。
「赤毛のストレーガ」と「ブルー・ベル」を同時に借りてきて読んでいる。
「赤毛のストレーガ」は半分ほど読んだが、けっこう面白いと思える。
先ほど、「ブルー・ベル」も読み始めた。
これは今までの本よりもすごい。ベルが登場してくるや否やゾクゾク感に包まれた。
あっさり読んでしまうのが惜しい気がする。
きっと評価はいいだろう。
そういえば、ローレンス・ブロックもそうだった。

p.s.
読み終わってしまった。
この本よりも後を読んでいるからベルが死んでしまうのはわかっているから――、感情移入もあるかもしれない。
でも、そんなことに左右されない★★★★★の評価十分の作品だった。
それより、「フラッド」を読み返したくなった、多分評価が低すぎる気がする。

というわけで「フラッド」を読み返した。
★★★★でもいいかなと思ったが、話の流れに滑らかさがない。
そんなわけで始めの評価★★★は間違っていなかった。

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