ミステリ?
・探偵術マニュアル 2012年03月13日
・戦場の画家 2009年05月06日
・モーフィー時計の午前零時 2009年04月23日
・ブラッディ・カンザス 2009年02月17日
・聖者は口を閉ざす 2008年07月12日
・ナツメグの味 2008年02月15日
・パイロットの妻 2004年08月20日
・料理人 2004年07月22日
・フリアとシナリオライター 2004年07月12日
・死を呼ぶペルシュロン 2004年07月08日
・戦場の画家 2009年05月06日
・モーフィー時計の午前零時 2009年04月23日
・ブラッディ・カンザス 2009年02月17日
・聖者は口を閉ざす 2008年07月12日
・ナツメグの味 2008年02月15日
・パイロットの妻 2004年08月20日
・料理人 2004年07月22日
・フリアとシナリオライター 2004年07月12日
・死を呼ぶペルシュロン 2004年07月08日
2012年03月13日
2009年05月06日
2009年04月23日
モーフィー時計の午前零時
2009年02月17日
ブラッディ・カンザス
ほとんど最後まで読んだけど、ミステリじゃなかった。
パレツキーの作品とは言え今回は評価の対象から外しました。
「ブラッディ・カンザス」 サラ・パレツキー 2008 早川書房
人生というのは作物の収穫みたいなものだ。毎年、同じところ―同じ種、肥料、土壌―から出発するのに、結果は毎年ちがってくる。グルリエ、フリーマントル、シャーペンの三家族がカンザスのコー・ヴァレーにやってきたのは、1855年のことだった。それ以来、三つの一族は隣人として生活してきた。ある時は奴隷解放に抗う者たちの襲撃を受け、またある時は疫病や旱魃といった大自然の猛威にさらされながらも、大地とともに、愛憎を紡ぎながら。歳月が過ぎ、フリーマントル家の屋敷は当主を失って無人になった。シャーペン、グルリエの両家は信教をめぐって対立を続ける。そして、激動の現代において、農場を営む人々といえども、世界と無縁ではいられない。親子の断絶、男女平等、イラク戦争、マスコミ、インターネット……フリーマントル屋敷にニューヨークから新しい住人が引っ越してきたことをきっかけに、人々の生活に巨大な波紋が起きてゆく……。V.I.ウォーショースキー・シリーズの著者が自らの故郷を舞台に、現代社会でのさまざまな問題を織りこみ、大地に生きようとする人々を重厚かつ華麗に描く野心作。
パレツキーの作品とは言え今回は評価の対象から外しました。
「ブラッディ・カンザス」 サラ・パレツキー 2008 早川書房
人生というのは作物の収穫みたいなものだ。毎年、同じところ―同じ種、肥料、土壌―から出発するのに、結果は毎年ちがってくる。グルリエ、フリーマントル、シャーペンの三家族がカンザスのコー・ヴァレーにやってきたのは、1855年のことだった。それ以来、三つの一族は隣人として生活してきた。ある時は奴隷解放に抗う者たちの襲撃を受け、またある時は疫病や旱魃といった大自然の猛威にさらされながらも、大地とともに、愛憎を紡ぎながら。歳月が過ぎ、フリーマントル家の屋敷は当主を失って無人になった。シャーペン、グルリエの両家は信教をめぐって対立を続ける。そして、激動の現代において、農場を営む人々といえども、世界と無縁ではいられない。親子の断絶、男女平等、イラク戦争、マスコミ、インターネット……フリーマントル屋敷にニューヨークから新しい住人が引っ越してきたことをきっかけに、人々の生活に巨大な波紋が起きてゆく……。V.I.ウォーショースキー・シリーズの著者が自らの故郷を舞台に、現代社会でのさまざまな問題を織りこみ、大地に生きようとする人々を重厚かつ華麗に描く野心作。
2008年07月12日
聖者は口を閉ざす
ミステリをちょっぴりまとった小説ですね。
わたしの守備範囲じゃなかったので評価はなし。
「聖者は口を閉ざす」 リチャード・プライス 2003 文藝春秋
レイは故郷に戻ってきた。TV脚本家としての名声を捨て、生まれ育った団地の町に貢献するために。貧困と荒廃に覆われた町のハイスクールで、レイは講師をはじめる。少しずつ生徒たちとの交流も深まってきた頃?何者かが彼の頭を殴打し、瀕死の重傷を負わせた。だがレイは警察に犯人の名を明かさない。捜査を担当することになった刑事ネリーズは、レイの幼なじみだった。献身的に町のために尽くしてきたレイは何を隠しているのか? ネリーズの捜査が、レイに関わった人びとそれぞれの物語を引き出してゆく…それはひとつひとつが悲しく、あるいは暖かく、そして何より彼らにとってかけがえのない物語だ。その果てに明かされる真相。善行をなそうとした男を見舞った悲劇の理由。スティーブン・キング、エルモア・レナードら、小説巧者たちが絶賛の声を惜しまない感動の大作。痛ましい現実に満ちた世界のなかで、しかし希望の光が最後に灯される。
わたしの守備範囲じゃなかったので評価はなし。
「聖者は口を閉ざす」 リチャード・プライス 2003 文藝春秋
レイは故郷に戻ってきた。TV脚本家としての名声を捨て、生まれ育った団地の町に貢献するために。貧困と荒廃に覆われた町のハイスクールで、レイは講師をはじめる。少しずつ生徒たちとの交流も深まってきた頃?何者かが彼の頭を殴打し、瀕死の重傷を負わせた。だがレイは警察に犯人の名を明かさない。捜査を担当することになった刑事ネリーズは、レイの幼なじみだった。献身的に町のために尽くしてきたレイは何を隠しているのか? ネリーズの捜査が、レイに関わった人びとそれぞれの物語を引き出してゆく…それはひとつひとつが悲しく、あるいは暖かく、そして何より彼らにとってかけがえのない物語だ。その果てに明かされる真相。善行をなそうとした男を見舞った悲劇の理由。スティーブン・キング、エルモア・レナードら、小説巧者たちが絶賛の声を惜しまない感動の大作。痛ましい現実に満ちた世界のなかで、しかし希望の光が最後に灯される。
2008年02月15日
2004年08月20日
2004年07月22日
料理人
この本は古書店でないと見つからないかも知れないが★★★★です。
「料理人」 ハリー・クレッシング 1972 ハヤカワ文庫
コブの町にふらりと自転車に乗って出現した男。
どうみても1.95mはある。痩せ細って、鷹のような顔つきをしている。身にまとうものはすべて黒一色。
名前はコンラッド、料理人だという。
彼はヒル邸の料理人として住みこむようになったが、その腕たるや、まことに冴えたものだった。
たちまちヒル夫妻の舌は篭絡され、ついにはヒル家の誇り高き猫まで彼の料理したものしか口にしなくなってしまうのだからすざましい。
息子のハロルドにいたっては、調理場に入りびたり、料理人志願を希求する始末。
ヒル家の同族ヴェイル家の一人娘で、ハロルドのいいなずけでもある゛脂肪の塊゛ダフネはコンラッドの料理を口にするや、すんなり細くなってしまうのです。
痩せていたヴェイル夫妻は逆に太ることができる。
ヒル家の健康は今やコンラッドの手中にあります。いや魂までもゆだねている。
コンラッドとはそも何ものか?
「料理人」 ハリー・クレッシング 1972 ハヤカワ文庫
コブの町にふらりと自転車に乗って出現した男。
どうみても1.95mはある。痩せ細って、鷹のような顔つきをしている。身にまとうものはすべて黒一色。
名前はコンラッド、料理人だという。
彼はヒル邸の料理人として住みこむようになったが、その腕たるや、まことに冴えたものだった。
たちまちヒル夫妻の舌は篭絡され、ついにはヒル家の誇り高き猫まで彼の料理したものしか口にしなくなってしまうのだからすざましい。
息子のハロルドにいたっては、調理場に入りびたり、料理人志願を希求する始末。
ヒル家の同族ヴェイル家の一人娘で、ハロルドのいいなずけでもある゛脂肪の塊゛ダフネはコンラッドの料理を口にするや、すんなり細くなってしまうのです。
痩せていたヴェイル夫妻は逆に太ることができる。
ヒル家の健康は今やコンラッドの手中にあります。いや魂までもゆだねている。
コンラッドとはそも何ものか?
2004年07月12日
フリアとシナリオライター
読み始めたら……、ミステリじゃない(笑)
もちろん途中で放棄し、即返却しました。
「フリアとシナリオライター」 マリオ・バルガス=リョサ 1977 国書刊行会
結婚式当日に突然昏倒した若く美しき花嫁。泥酔して花婿を殺そうとする花嫁の兄。一体ふたりの間には何があったのか!? 巡回中のリトゥーマ軍曹が見つけた正体不明の黒人。彼の殺害を命じられた軍曹は果たして任務を遂行することが着きるのか!? ネズミ駆除に執念を燃やす男と彼を憎む妻子たち。愛する家族に襲撃された男は果たして生き延びることができるのか!?
ボリビアから来た〈天才〉シナリオライター、ペドロ・カマーチョのラジオ劇場は、破天荒なストーリーと迫真の演出でまたたく間に聴取者の心をつかまえた。小説家志望の僕はペドロの才気を横目に、短篇の試作に励んでいる。そんな退屈で優雅な日常に義理の叔母フリアが現れ、僕はやがて彼女に恋心を抱くようになる。一方精神に変調を来したペドロのラジオ劇場は、ドラマの登場人物が錯綜しはじめて……。
もちろん途中で放棄し、即返却しました。
「フリアとシナリオライター」 マリオ・バルガス=リョサ 1977 国書刊行会
結婚式当日に突然昏倒した若く美しき花嫁。泥酔して花婿を殺そうとする花嫁の兄。一体ふたりの間には何があったのか!? 巡回中のリトゥーマ軍曹が見つけた正体不明の黒人。彼の殺害を命じられた軍曹は果たして任務を遂行することが着きるのか!? ネズミ駆除に執念を燃やす男と彼を憎む妻子たち。愛する家族に襲撃された男は果たして生き延びることができるのか!?
ボリビアから来た〈天才〉シナリオライター、ペドロ・カマーチョのラジオ劇場は、破天荒なストーリーと迫真の演出でまたたく間に聴取者の心をつかまえた。小説家志望の僕はペドロの才気を横目に、短篇の試作に励んでいる。そんな退屈で優雅な日常に義理の叔母フリアが現れ、僕はやがて彼女に恋心を抱くようになる。一方精神に変調を来したペドロのラジオ劇場は、ドラマの登場人物が錯綜しはじめて……。