歴史ミステリ

鷲たちの盟約  2012年10月20日
イスタンブールの群狼  2008年06月26日

2012年10月20日

鷲たちの盟約

Amazon Amazonよくもまあこんなストーリーをとただただびっくり。
ただわたし的には明るさも夢もないから★★★はむり。

「鷲たちの盟約」 アラン・グレン 2011 新潮文庫

 1943年、アメリカ合衆国。10年前に大統領就任目前のルーズヴェルトが暗殺され、未だに大恐慌の悪夢から脱せずにいるこの大国は、今やポピュリストに牛耳られた専制国家と化している。ポーツマス市警のサム・ミラー警部補はある晩、管内で発見された死体の検分に向かうが、その手首には6桁の数字の入れ墨があった──。現代史上の“if”を大胆に敷衍した緊迫感溢れる歴史改変巨編!
 FBIと在米ドイツ領事館のゲシュタポの差し金で、身元不明の死体の捜査を阻まれたサム。危険な活動に携わってきた妻や、脱走した兄に悩まされながら、彼はなおも単身、真相を突き止めるべく賭けに出る。折しも合衆国はドイツとの平和通商条約締結に合意。両国首脳はほかならぬポーツマスで会談に臨む。警備に際してFBIとの連絡役を命じられたサムが思い知る戦慄の真実とは?

2008年06月26日

イスタンブールの群狼

Amazonトルコを舞台の本なんてと期待なしで読み始めたが、文体がいい。
宦官が主役なんて中国でもなかろうに、思わぬ拾い物をした。★★★★★

「イスタンブールの群狼」 ジェイソン・グッドウィン 2006 ハヤカワ文庫

オスマントルコ帝国近衛新軍に衝撃が走った。四人の士官が突然姿を消し、次々に惨殺死体で発見されたのだ。スルタン隣席の閲兵式を間近に控え、早期解決をもくろむ司令官は、聡明で鳴る宦官ヤシムに調査を託す。死体が指し示すのは、近代化のために抹殺されたかつての最強軍団イェニチェリの残党だった。背後には不穏な動きが見え隠れする……見事にアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を射止めた、歴史ミステリの傑作。

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