犯罪小説

ロンドン・ブールヴァード  2011年09月13日
バッド・モンキーズ  2010年01月26日
汚れた7人  2008年11月29日
荒ぶる血  2008年11月02日
無頼の掟  2008年10月28日
ボストン・シャドウ  2008年10月10日
ランドルフ・メイスンと7つの罪  2008年06月13日
アメリカン・スキン  2008年04月26日
囚人同盟  2004年07月30日
  2004年06月29日

2011年09月13日

ロンドン・ブールヴァード

Amazonブルーウンがブルーエンだけど同じ人です。
ノワールと言えばノワールですが、まあまあ★★★

「ロンドン・ブールヴァード」 ケン・ブルーエン 2001 新潮文庫

3年の刑期を終えて、ミッチェルは出所した。かつてのギャング仲間から荒っぽい仕事を世話される一方、彼はふとしたことから往年の大女優リリアンの屋敷の雑用係に収まる。リリアンに屈折した愛情を注ぐ執事ジョーダンは、彼女がミッチェルを“独占”できるよう何かと骨を折るのだが、おかげでミッチェルは危険な隘路へ――。華やかな受賞歴を誇る「ノワールの詩人」、会心の一作。

2010年01月26日

バッド・モンキーズ

Amazonかなり評判が良かったから放棄せずに頑張って読んだけど、
自分には良さが分からなかった。★★

「バッド・モンキーズ」 マット・ラフ 2007 文藝春秋

“あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ”殺人で逮捕された女ジェインは、精神科医にそう告げた。鮮やかなオレンジ色の銃で悪を葬る――それが自分の任務だと。標的=幼児連続殺人犯、連続男娼殺し、爆弾魔……ジェインの口から語られる悪との壮絶な対決。だが、彼女の告白は「真実」なのか? すべてを監視する「眼」、雑誌に隠された暗号、斧を持つピエロ……都市伝説の不安にアメリカン・コミックのクールネスを搭載、奇術師の周到さで仕立てた、超鋭利な一気読みハイパーアクション! 最終章のめくるめく反転に瞠目せよ。

2008年11月29日

汚れた7人

Amazonあっというまに読めます。
翻訳された文体に少し違和感がありました。★★

「汚れた7人」 リチャード・スターク 1966 角川文庫

あっという間の10分だった。部屋に戻ると女は殺され、フットボール・スタジアムから強奪した金はスーツケースごと奪われていた。そしてパーカーを襲う凶弾――。犯人は? 裏切り者は? 強奪事件と女の殺害事件を捜査する警察に追われながらも、犯人を執拗に追うパーカーたちだが、犯人の追跡に目を奪われるうちに、7人にも最悪の危機が迫っていた! 悪党パーカー・シリーズ第7作。

2008年11月02日

荒ぶる血

Amazon前作よりもこちらのほうが私は好きだ。
終わりの銃撃戦のシーンはマカロニウェスタン? みたいだった。
それでも全体に読み応えのある傑作です。★★★★

「荒ぶる血」 ジェイムズ・カルロス・ブレイク 2003 文春文庫

暗黒街の殺し屋、ジミー。暴力で生きることしかできなかった男。その身にはメキシコ革命で恐れられた非情な闘士の血が流れる。彼が国境の南から逃げてきた女と出会ったとき、宿命の歯車が血と硝煙の匂いを発して回り出す。スタイリッシュなノワールと荒々しい活劇小説を融合させた掛け値なしの傑作。激情と慟哭が荒野を裂く。

2008年10月28日

無頼の掟

Amazonこういう本がなぜ絶賛されるかがわからない。
悪い本じゃない、でも絶賛はどうかと思う。
ケインもトンプソンもそんなに好きじゃないから
同じことかもしれない。自分では★★★でいいと思う。

「無頼の掟」 ジェイムズ・カルロス・ブレイク 2002 文春文庫

そこは地獄だった。叔父たちと決行した銀行強盗が失敗、若き強盗ソニーが送られたのは沼地のなかの監獄。不屈の意思で脱獄を狙うソニーだったが、復習の悪鬼と化して彼を追う男がいた。片腕に凶器を仕込む鬼刑事ボーンズ。見果てぬ夢を追って駆ける男たちに明日はあるか。荒々しい叙情が全編に響く強力無比の犯罪活劇小説!

2008年10月10日

ボストン・シャドウ

Amazon第1作目が強烈だったのでこれもと期待したが――残念。
期待しなければそこそこの出来です。★★★だがアップはしない。

「ボストン・シャドウ」 ウィリアム・ランデイ 2007 ハヤカワ文庫

デイリー家の三兄弟は皆、犯罪に関わる職に就いていた――警官、検察官、そして空き巣。仕事の違いはあれ、固い絆で結ばれてきた兄弟だが、警官だった父の死の真相をめぐり不協和音が……。しかも街を牛耳る残忍なイタリア・ギャング、さらにはボストンを徘徊する連続絞殺魔の影が身内に忍び寄り、兄弟は厳しい苦境に立たされる――驚愕のデビュー作でミステリ界を席巻した著者が放つ、超一級のクライム・サスペンス。

2008年06月13日

ランドルフ・メイスンと7つの罪

Amazon当時は画期的な本かも知れないが、いまはどうだろう?!
駄作ではないが、どうこう言うほどのことはない。★★

「ランドルフ・メイスンと7つの罪」 メルヴィル・D.ポースト 1896 長崎出版

法と戯れるミステリ史上初の悪徳弁護士登場。法の抜け道を探り、罪人を助ける弁護士―ランドルフ・メイスン。知識と知性を勝ち得た男に死角はないのか? 出版当時、社会に大きな波紋を投げ掛けた問題短篇小説。

2008年04月26日

アメリカン・スキン

Amazon相変わらずブルーウンはいい、
これは救われないノワールです。
酔いどれの方がもっといい。★★★

「アメリカン・スキン」 ケン・ブルーウン 2006 ハヤカワ文庫

銀行から不正な手段で大金を手に入れたスティーヴは、生まれ故郷のアイルランドを独り発った。愛する恋人と亡き友の思い出を置き去りにし、“自由の国”へ向かって。だが、アメリカ人になりすまして身を隠しつつ逃亡するスティーヴには、知るよしもなかった。親友を惨殺したIRAの殺し屋と異常殺人鬼が彼のあとを追っているということを……大切なものを次々と失ってゆく男の生きざまを描き出した、哀しみのノワール。

2004年07月30日

囚人同盟

Amazonある年の第1位を占めた作品ですが、それほどとは思わなかった。
いちおう★★★ということで。

「囚人同盟」 デニス・リーマン 1998 光文社文庫

―――ワシントン州タコマ市沖合にあるマクニール島刑務所。
所長一味は私腹をこやすことに狂奔し、所内の腐敗は進むばかり。
そこに入所してきた新入りは、知力、体力にすぐれ、やがて舎房のリーダーとなった。
あだ名は“マザー”。
彼には秘めた目的が……。その達成のためプロジェクト・チームを組織した!
―――刑務所内を舞台に、ワルだが憎めない男たちが繰りひろげる奇想天外の計画とは……。
武装銀行強盗で終身刑を受け、服役中の“現役囚人”作家がコミカルなタッチで描く一読必笑のピカレスク!

2004年06月29日

Amazon「斧」もそうだったんだけど、評価が高いので読んでみたが私の好みではないというより、よくわからなかった(笑)

「鉤」 ドナルド・E・ウェストレイク 2000 文春文庫

きみの小説をおれの名前で出版しよう。ベストセラー作家の提案に、中堅作家ウェインの心は揺れた。収入は山分け、55万ドルが手に入るのだ。だが条件がひとつあった――ウェインはその作家の妻を殺さなければならないのだ。殺しに狂わされ、徐々に荒廃してゆく人間の内面を描き、傑作『斧』に続いて名匠が放つ戦慄の犯罪サスペンス。

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