本格推理

コージー作家の秘密の原稿  2012年02月26日
シャーロック・ホームズの誤謬  2011年08月30日
シャーロック・ホームズ最後の解決  2010年08月16日
秘密  2010年03月28日
シャーロック・ホームズ七つの挑戦  2010年01月18日
死は万病を癒す薬  2009年12月18日
原始の骨  2009年12月13日
幽霊の2/3  2009年11月07日
チャーリー・チャン最後の事件  2009年03月28日
ルルージュ事件  2008年12月09日

2012年02月26日

コージー作家の秘密の原稿

Amazon久しぶりに本格ミステリを読んだ気がする。
取り立てて面白い筋立てでもないけど★★★でよかろう。

「コージー作家の秘密の原稿」 G.M.マリエット 2008 創元推理文庫

裕福で年老いた大人気コージー作家のエイドリアンが、子どもたちに結婚式の招待状を送りつけてきた。この結婚でまた遺言書が変わるのかと当惑する子どもたち。屋敷に集まった彼らに父親が予想外の事実を告げた翌朝、相続人候補がひとり減ることに。だれもがあやしい殺人事件に挑むセント・ジャスト警部の推理の行方は? 皮肉の効いた筆致が光る、アガサ賞受賞のシリーズ第一作。訳者あとがき:吉澤康子

2011年08月30日

シャーロック・ホームズの誤謬

Amazon私のなかではホームズは完結しています。
たとえ間違っていようが気にもなりません。

「シャーロック・ホームズの誤謬」 ピエール・バイヤール 東京創元社

ホームズは間違っていた!『アクロイドを殺したのはだれか』で、エルキュール・ポワロの推理に異を唱え、『アクロイド殺害事件』の真犯人を暴き出した《推理批評》家バイヤールが、今回はシャーロック・ホームズに挑戦した。シリーズ中の代表的長編『バスカヴィル家の犬』におけるホームズ推理の疑問点、矛盾点を指摘し、事件の真相に迫るのみならず、探偵と作家の関係を分析するという知的スリルに満ちた現代文学批評の傑作。訳者あとがき=平岡敦

2010年08月16日

シャーロック・ホームズ最後の解決

Amazon内容は面白いです。
こういうのもありかなってことで★★★

「シャーロック・ホームズ最後の解決」 マイケル・シェイボン 2004 新潮文庫

声を失ったその少年には親友のオウムがいた。彼の代わりのように不思議な数列を連呼するオウムが。少年は九歳。親を失い、祖国を離れ、英国南部の片田舎で司祭の下宿屋に引き取られている。彼が巻き込まれた奇禍とは殺人事件とオウムの失踪。養蜂家の老人に司祭一家のドラ息子、謎の下宿人――。オウムはどこに? そして犯人は? ピューリッツァー賞作家による正統派ホームズもの。

2010年03月28日

秘密

Amazon前作「灯台」に勝とも劣らぬ筆致で読み応えずっしり。
動機の解明にはびっくりさせられた。★★★★

「秘密」 P.D.ジェイムズ 2008 ポケミス

ジャーナリストのローダが長年放置してきた顔の傷痕を消す決意をしたのは、母親の再婚がきっかけだったのかもしれない。高名な形成外科医を訪ねた彼女は、医師の所有する荘園に滞在して手術を受けることになる。庭には古代のストーンサークルがあり、そこでかつて魔女が処刑されたという伝説が残っていた。手術の夜、そのストーンサークルに不審な光が……そして翌朝、ローダはベッドで扼殺死体となっていた。ダルグリッシュ率いる特捜チームが現場に急行するが、事件の影にはさまざまな秘密が! シリーズが、ついに重要な節目を迎える話題作。

2010年01月18日

シャーロック・ホームズ七つの挑戦

Amazonホームズ譚としては面白い。
でも推理の説明がしつこすぎます。★★★

「シャーロック・ホームズ七つの挑戦」 エンリコ・ソリト 国書刊行会

謎のメッセージを残して殺された男と、消えた少年たちをめぐる「十三番目の扉の冒険」、フィレンツェを舞台に「あの」大作家が巻き込まれた「予定されていた犠牲者の事件」ほか全七篇。名探偵ホームズとワトソン博士の新たなる冒険がいま幕を開ける! イタリア屈指のシャーロキアンが送る新しいシャーロック・ホームズ譚。待望の初邦訳。

2009年12月18日

死は万病を癒す薬

Amazon途中でちょっと長いなとは思いながらも、ワクワクと読み進めた。
読み終わったときはダルジール作品にしては満足感があった。★★★★★

「死は万病を癒す薬」 レジナルド・ヒル 2008 ポケミス

サンディタウンの町は生まれ変わろうとしていた。海辺のリゾート地にすぎない町に、アメリカ式の大規模な療養所アヴァロンが開設され、さらには健康と保養を売り物に町全体を再開発しようというのだ。計画の中心は地主のパーカーと、地元きっての名士であるレイディ・デナム。だが、計画を華々しくぶち上げるパーティーの席上で惨劇が起きる……おりから負傷後の療養のためにアヴァロンに入院していたダルジール警視は、駆けつけたパスコーらの迷惑も無視して、さっそく活動を開始する! 巨匠が、その技巧をふんだんに駆使する、本格推理大作。

2009年12月13日

原始の骨

Amazon自分が歳のせいかもしれないが、説明が細かすぎて読みづらい面もある。
ミステリとしては久しぶりに面白く読んだ。★★★

「原始の骨」 アーロン・エルキンズ 2008 ハヤカワ文庫

ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨?この大発見の五周年記念行事に参加すべく骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。だが喜ばしい記念行事の影には発掘現場での死亡事故をはじめ、不審な気配が漂っていた。彼自身まであわや事故死しかけ、発見に貢献した富豪が自室で焼死するに至り、ギデオンは疑いを深めるが……。一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理。

2009年11月07日

幽霊の2/3

Amazon昔読んだら絶対に傑作です。★★★よりも上です。
でも今はアップしてまでお薦めとは言えない。

「幽霊の2/3」 ヘレン・マクロイ 1956 創元推理文庫

出版社社長の邸宅で開かれたパーティーで、人気作家エイモス・コットルが、余興のゲーム“幽霊の2/3”の最中に毒物を飲んで絶命してしまう。招待客の一人、精神科医のベイジル・ウィリング博士が、関係者から事情を聞いてまわると、次々に意外な事実が明らかになる。作家を取りまく錯綜した人間関係にひそむ謎と、毒殺事件の真相は? 名のみ語り継がれてきた傑作が新訳で登場。

2009年03月28日

チャーリー・チャン最後の事件

Amazon読みやすい本ではあるが、今なぜこの本なのか?
それにしても本当に久しぶりにチャンの本にであった。★★

「チャーリー・チャン最後の事件」 E.D.ビガーズ 1932 論創社

サンフランシスコの屋敷で、オペラ歌手である美しい女性と四人の男が一堂に会した。四人の男は全員がその女性の別れた夫。それぞれの思惑が交錯するなか、突然その女性が殺害される。ある調査で屋敷に招かれていたホノルル警察のチャーリー・チャン警視が捜査にあたる。愛憎入り乱れる事件の鍵を握っているのは誰か。中国系アメリカ人チャーリー・チャン最後の事件、ついに邦訳。

2008年12月09日

ルルージュ事件

Amazon記念碑的な作品に敬意を表してお薦めリストに載せようと思ったが、あまりにも古い。
そんなわけで★★★をあげてもリストアップはしません。

「ルルージュ事件」 エミール・ガボリオ 1866 国書刊行会

一八六二年三月六日、パリ近郊のラ・ジョンシェール村で、寡婦クローディーヌ・ルルージュが殺害死体で発見された。夫人は素性を周囲に明かしておらず事件は謎につつまれる。隠された夫人の過去にはいったい何があったのか。思わぬ展開を見せる事件の前に、素人探偵タバレの親父がたどりついた驚愕の結末とは ――。
ポーと並び、ミステリの黎明期に燦然と輝くエミール・ガボリオ。世界初の長編ミステリ、100年の時を経てついに完訳。

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