警察ミステリ

ハリウッド警察特務隊  2009年08月09日
レッド・ボイス  2009年05月16日
前線 捜査官ガラーノ  2009年03月21日
焦熱  2009年03月12日
スリーピング・ドール  2009年01月23日
肌に刻まれた詩  2008年12月28日
フロスト気質  2008年11月19日
血と肉を分けた者  2008年11月14日
容赦なき牙  2008年09月28日
処刑人の秘めごと  2008年07月16日

2009年08月09日

ハリウッド警察特務隊

Amazon前作に比べると少し落ちますが★★★はあげます。
登場人物のキャラクター性が少し薄いかも。

「ハリウッド警察特務隊」 ジョゼフ・ウォンボー 2008 ポケミス

ロサンジェルス市警の「地域防犯調停局」――頭文字のCROから“カラス”と揶揄されるこの部署は、生活環境に関するあらゆる問題に対応する民事専門の特務隊だ。パトロール警官から転属となったハリウッド・ネイトとロニー・シンクレアは、異動早々、騒音被害や迷惑駐車に関する苦情から家庭内暴力に関する通報にいたるまで、押し寄せるクレームの処理に追われていた。そんなある日、蟲惑的な美女と出会ったネイトはその妖しい魅力に取り憑かれ……。
警察小説の巨匠が、虚飾の街の警官たちの悲喜交々を活写した、『ハリウッド警察25時』の続篇。

2009年05月16日

レッド・ボイス

Amazon安定しているから安心して読めます。
この人は★★★では物足りない気持ちもあります。

「レッド・ボイス」 T.ジェファーソン・パーカー 2006 早川書房

サンディエゴ市警殺人課の刑事ロビー・ブラウンローは三年前、火事になったホテルから客を救おうとして、六階の窓から落下した。彼は奇跡的に一命を取りとめるが、頭を強く打ち、その影響で感覚に変化が生じることになった。共感覚という知覚を持つようになり、話し手の言葉にこめられた感情が色と形を伴って目に見えるようになったのだ。相手が嘘をつくと赤い四角が見えるため、嘘を見破れるようにもなった。彼は今、ひとつの事件の捜査にあたっていた。サンディエゴ市倫理局捜査課の捜査官ギャレットの死体が自動車の中で発見されたのだ。当初は自殺の可能性も考えられたが、何者かに至近距離から銃で撃たれたことが判明した。さらに、ギャレットが市を揺るがす内容のビデオディスクを持っていたことが明らかになる。そこには、売春婦のもてなしを受けている市の有力者たちの姿がおさめられていた。ロビーは特別な知覚を生かしながら有力者たちの調査を進めるが、やがて意外な事実が浮かび上がってくる…。『サイレント・ジョー』『カリフォルニア・ガール』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した俊英が、斬新な設定で描く会心作。

2009年03月21日

前線 捜査官ガラーノ

Amazon何よりも短いのがいい、冗長に長い本が多い中これはいい。
決して短編ではないし、話をはしょっているわけでもない。★★★

「前線 捜査官ガラーノ」 パトリシア・コーンウェル 2008 講談社文庫

今から四十五年も前に起きた殺人の再捜査を命じられたガラーノ。被害者は有名な「ボストン絞殺魔」の最初の犠牲者である可能性もあるというが、州警察側を代表して、地方警察の連携組織・FRONTのメンツをつぶす役目も負わされているようだ……。秀でた容姿と明晰な頭脳を持つ新ヒーロー、第二の事件。

2009年03月12日

焦熱

焦熱「埋葬」がよかったので本作はちょっと。
一応★★★でいいと思いますが、アップはしません。

「焦熱」 リンダ・フェアスタイン 2008 ハヤカワ文庫

アレックスは、死体の発見現場にいた。すでに死後数日が経過しており、うだるような夏の暑さで腐敗が進行していた女性の死体には着衣はなく、手足を拘束され、しかも全身に激しい暴力の痕跡が残されていた。やがて、一人また一人と同様の死体が発見され、さらに同一犯によると思われる行方不明者が……犠牲者となる前に彼女を救出しなければ! 必死の捜査のすえに犯人の手がかりをつかんだアレックスの身に、死の罠が。

2009年01月23日

スリーピング・ドール

Amazonディーヴァーの作品は読んで損はない!
スリルもサスペンスも謎解きもある。でも最後は必要なのか? ★★★

「スリーピング・ドール」 ジェフリー・ディーヴァー 2007 文藝春秋

キャサリン・ダンス――カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることはできない。ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した! 捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れつづける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることができるのは、尋問の天才ダンスしかいない……。ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る天才ダンスvs他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。「言葉」を武器に悪と戦うキャサリン・ダンスの活躍を描くジェフリー・ディーヴァーの最新作。ドンデン返しの魔術師の超絶技巧がまたも冴えわたる。

2008年12月28日

肌に刻まれた詩

Amazon Amazon前半はいい滑り出しだったが、後半はどうだろう。
前作の方が遙かによかった。★★

「肌に刻まれた詩」 ロバート・ウォーカー 2001 扶桑社ミステリー

兄弟愛の都市と呼ばれるフィラデルフィアで、奇怪な殺人事件が連続して起こっていた。犠牲者の背中いっぱいに、羽根ペンのようなものを使って詩が刻みこまれ、肌の傷から体内に入った毒入りインクによる死と判断された。不思議なことに、男女とも中性的な印象を与える若い犠牲者に抵抗した様子はなく、最近地元で流行している、体に詩を書きつけるイベントとの関連を匂わせる特異な事件だった。調査の協力を依頼されたFBI検死官ジェシカは、心霊捜査官キム・デジナーとともに現地に飛ぶ。
自らの詩を毒のペンで人肌に書き連ねる殺人詩人の餌食は五人を数え、捜査本部は詩の分析に言語学者や詩人の助けを借りる。またジェシカやキムはボディー・アートが披露される店を視察して手がかりを求めるが、真相は沓としてわからない。だがついに毒物に含まれている物質の分析から、有力な容疑者が浮かびあがってきた……。かつての恋人でFBIフィラデルフィア支局長になったパリーとの共同捜査に、気詰まりな思いを抱きながらも殺人鬼を追う検死官ジェシカ。待望久しいシリーズ第8弾。

2008年11月19日

フロスト気質

Amazon Amazonどんどんよくなるフロストシリーズだが――、
あと2作でおしまいとは、本当に残念です。★★★★★

「フロスト気質」 R. D. ウィングフィールド 1995 創元推理文庫

ハロウィーンの夜、ゴミの山から少年の死体が発見されたのを手始めに、デントン市内で続発する難事件。連続幼児刺傷犯が罪を重ね、15歳の少女は誘拐され、謎の腐乱死体が見つかる……。これら事件の陣頭指揮に精を出すのは、ご存じ天下御免の仕事中毒、ジャック・フロスト警部。勝ち気な女性部長刑事を従えて、休暇返上で働く警部の雄姿をとくと見よ! 大人気シリーズ第4弾。
幼い少年の失踪は誘拐事件に変貌した。身代金受け渡しの場へと急行するフロスト警部だが、その鼻先で事態は思わぬ展開を見せる。はたして少年の安否は……? 母子4人殺害事件をはじめ、解決を要する案件はほかにも山積みで、警部の疲労とマレット署長の不機嫌は募るばかり。キャシディ警部代行との仲も悪化する一方で、状況は八方ふさがりだ。悪態をつきながら雨中を駆けずりまわるフロスト警部に、光明は訪れるのか?

2008年11月14日

血と肉を分けた者

Amazon暗く重い作品ですね。そんなわけで★★

「血と肉を分けた者」 ジョン・ハーヴェイ 2004 講談社文庫

抑圧された生活の果てに16歳の少女を殺した少年が、13年ぶりに仮釈放された。彼を逮捕した元警部のエルダーは、事件当時に失踪し、今も見つかっていない少女の捜査を再開。だが感受性の強い少年は新生活に馴染めず、また姿を消してしまった。あまりに厳しい社会の現実と脆すぎる家族の絆。CWA賞受賞作。

2008年09月28日

容赦なき牙

Amazonこの本を読んでいるとスペンサーとホークになってる。
それはそれで面白いのですが、なにか少し (笑)★★★

「容赦なき牙」 ロバート・B.パーカー 2008 早川書房

一人の男がパラダイス警察署のジェッシイを訪ねてきた。男の名はウイルソン・クロマティ、通称クロウ。彼は十年前、スタイルズ島を襲撃し、数名の死者をだした事件の襲撃犯の一味だ。その際にクロウは、現金二千万ドルを手にまんまと行方をくらましていた。そんな彼が、なんのためにふたたびパラダイスに? その目的は人捜し。彼に人捜しを依頼したのは、フロリダの犯罪組織の大物ルイス・フランシスコだった。捜しているのはルイスの娘アンバーで、ルイスの妻が彼女を連れて出奔、パラダイス近辺に潜伏しているらしいところまではつかんでいたのだ。早速母娘の居場所を突き止めたクロウだが、ルイスから、母親の方は殺して娘のアンバーを連れて帰るように指示されると、言うことをきかずに母娘を助けようと考えた。ところが、アンバーのボーイフレンドのストリート・ギャングがルイスと取引し、母親を射殺、アンバーを連れ帰り高額の報酬を得ようとする。これに抵抗したアンバーは、クロウに助けを求めた。そしてクロウは、ジェッシイにアンバーの保護を頼むことに……。シリーズ第2作『忍び寄る牙』に登場したアパッチの戦士クロウが、ふたたびパラダイスに! 同じ雰囲気を身にまとうジェッシイとクロウ、二人の猛者が相まみえる、シリーズ最新作。

2008年07月16日

処刑人の秘めごと

Amazonダイヤモンド・シリーズはこれからも続くことが確実!
そんな展開が待っています。★★★★

「処刑人の秘めごと」 ピーター・ラヴゼイ 2007 早川書房

公園のブランコから女性の死体がぶらさがっているとの報を受け、ダイヤモンド警視は現場に急行した。自殺かと思われたが、まもなく女性が絞殺されたうえで吊るされたことが判明する。元夫、現在の恋人、レストランのヘッド・ウェイター、ビジネスマン、次々と容疑者が浮上するが、ダイヤモンド自身は捜査に集中できない状況に陥っていた。彼のもとに不可解な恋文や贈物が執拗に届いていたのだ。ダイヤモンドは今も亡き妻を愛しているというのに、誰がこんないたずらを? そんななか、失踪していた元夫が首吊り状況で死体となって発見される。それは類例を見ない首吊り処刑の連鎖だった……。男と女の愛と業を謎に絡め、英国ミステリ界の巨匠ラヴゼイが放つ意欲作。

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