ミステリ
・紳士の黙約 2013年01月10日
・天使のゲーム 2012年12月20日
・冷たい川が呼ぶ 2012年12月19日
・ピグマリオンの冷笑 2012年05月17日
・解錠師 2012年01月22日
・変わらざるもの 2012年01月17日
・ねじれた文字、ねじれた路 2012年01月02日
・ブラッド・ブラザー 2011年12月05日
・ダークレディ 2011年06月17日
・夜の真義を 2011年05月29日
・天使のゲーム 2012年12月20日
・冷たい川が呼ぶ 2012年12月19日
・ピグマリオンの冷笑 2012年05月17日
・解錠師 2012年01月22日
・変わらざるもの 2012年01月17日
・ねじれた文字、ねじれた路 2012年01月02日
・ブラッド・ブラザー 2011年12月05日
・ダークレディ 2011年06月17日
・夜の真義を 2011年05月29日
2013年01月10日
2012年12月20日
天使のゲーム
読み終わってからの時間が経って印象は薄い。
前作「風の影」には及ばない。★★★
「天使のゲーム」 カルロス・ルイス・サフォン 2008 集英社文庫
1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受ける。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾。
ダビッドが契約していた出版社が放火されて経営者が亡くなり、刑事にマークされる生活が始まる。いっぽうで移り住んだ“塔の館”のかつての住人ディエゴ・マルラスカが不審な死に方をしていたことがわかり、関係者を訪ね歩くダビッド。調べていくうちに、マルラスカと自分に複数の共通点が見つかり、彼を襲った悲劇に囚われていく。“本に宿る作家の魂”を描く珠玉の文学ミステリー。
前作「風の影」には及ばない。★★★
「天使のゲーム」 カルロス・ルイス・サフォン 2008 集英社文庫
1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受ける。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾。
ダビッドが契約していた出版社が放火されて経営者が亡くなり、刑事にマークされる生活が始まる。いっぽうで移り住んだ“塔の館”のかつての住人ディエゴ・マルラスカが不審な死に方をしていたことがわかり、関係者を訪ね歩くダビッド。調べていくうちに、マルラスカと自分に複数の共通点が見つかり、彼を襲った悲劇に囚われていく。“本に宿る作家の魂”を描く珠玉の文学ミステリー。
2012年12月19日
冷たい川が呼ぶ
こういう題材は読みにくい、と言って駄作でもない、
まあまあです。★★★
「冷たい川が呼ぶ」 マイクル・コリータ 2010 創元推理文庫
“見えないはずのものが見える”能力を持つビデオ製作者のエリックは、93歳の大富豪、キャンベル・ブラッドフォードの生涯を探るビデオ製作を依頼される。手がかりはキャンベルが唯一手放さなかったプルート水という水と、「あの川は本当に冷たかった」というひと言だけ。彼の故郷に到着したエリックは、蒸気機関車に乗った山高帽の男を幻視し……。早熟の天才が放つ傑作ミステリ。
エリックは好奇心から口にしたプルート水の壜が、なぜかどんどん冷えていくことに気づく。さらに水は、ヴァイオリンを弾く少年の幻覚を見せる。様々な幻覚に襲われ始めたエリックは、キャンベルが生きていれば116歳になるはずで、殺しも辞さない悪党だったことを知る。では93歳のキャンベルは何者なのか。ここでいったい何があったのか。期待の新鋭が放つ、鮮やかな一大巨編!
まあまあです。★★★
「冷たい川が呼ぶ」 マイクル・コリータ 2010 創元推理文庫
“見えないはずのものが見える”能力を持つビデオ製作者のエリックは、93歳の大富豪、キャンベル・ブラッドフォードの生涯を探るビデオ製作を依頼される。手がかりはキャンベルが唯一手放さなかったプルート水という水と、「あの川は本当に冷たかった」というひと言だけ。彼の故郷に到着したエリックは、蒸気機関車に乗った山高帽の男を幻視し……。早熟の天才が放つ傑作ミステリ。
エリックは好奇心から口にしたプルート水の壜が、なぜかどんどん冷えていくことに気づく。さらに水は、ヴァイオリンを弾く少年の幻覚を見せる。様々な幻覚に襲われ始めたエリックは、キャンベルが生きていれば116歳になるはずで、殺しも辞さない悪党だったことを知る。では93歳のキャンベルは何者なのか。ここでいったい何があったのか。期待の新鋭が放つ、鮮やかな一大巨編!
2012年05月17日
2012年01月22日
解錠師
評判は良かったが、自分ではそうでもなく再読する気になれなかった。
確かにこんな設定は目新しくて斬新だが、一応★★★でアップする。
「解錠師」 スティーヴ・ハミルトン 2011 ポケミス
けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 8歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になるが……。MWA、CWAの両賞の他、バリー賞最優秀長篇賞、全米図書館協会アレックス賞をも受賞した話題作。
確かにこんな設定は目新しくて斬新だが、一応★★★でアップする。
「解錠師」 スティーヴ・ハミルトン 2011 ポケミス
けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 8歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になるが……。MWA、CWAの両賞の他、バリー賞最優秀長篇賞、全米図書館協会アレックス賞をも受賞した話題作。
2012年01月17日
2012年01月02日
ねじれた文字、ねじれた路
そんなにいいとは思わなかった。登場人物のキャラが立っていない、ダサいのだ。
これだったら今までにいい本がいっぱいある。★★★
「ねじれた文字、ねじれた路」 トム・フランクリン 2010 ポケミス
ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。
だが、町で起きた新たな失踪事件が、すべてを変えた。過去から目を背けて生きてきたふたりの運命は、いやおうなく絡まりあう――。
ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。MWA賞最優秀長篇賞、ハメット賞、バリー賞、アンソニー賞候補。英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)にノミネート中の傑作ミステリ。
これだったら今までにいい本がいっぱいある。★★★
「ねじれた文字、ねじれた路」 トム・フランクリン 2010 ポケミス
ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。
だが、町で起きた新たな失踪事件が、すべてを変えた。過去から目を背けて生きてきたふたりの運命は、いやおうなく絡まりあう――。
ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。MWA賞最優秀長篇賞、ハメット賞、バリー賞、アンソニー賞候補。英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)にノミネート中の傑作ミステリ。
2011年12月05日
2011年06月17日
ダークレディ
巨匠の作品だけあって読み応え十分だが最高とまでは。
★★★だけどリストには加えない。
「ダークレディ」 リチャード・ノース パタースン 1999 新潮文庫
中西部の都市スティールトンでは、球場建設の是非を焦点に、現職市長と郡検事プライトとの熾烈な市長選が繰り広げられていた。法廷で無敗を誇り、“ダーク・レディ”の異名をとる検事補ステラはブライトの命を受けて、性倒錯と麻薬のからむ変死事件を手がける。だが、被害者の一人は、かつての恋人ノヴァクだった――。サスペンスを超えた深遠な人間ドラマ、文庫オリジナルで登場。
変死した弁護士ノヴァクは、麻薬の不正取引に関わっていた。地方検事としての未来を渇望しながら、ノヴァクとの過去が原因で自らの地位が危ぶまれるステラは、それでも事件の真相に迫ろうとする。やがて、二つの事件が同一犯によるものだと判明。さらに謎を解明する一本のビデオテープが見つかる……。サスペンスの世界に、家族小説、政治小説の要素を融合させた、巨匠の最高傑作。
★★★だけどリストには加えない。
「ダークレディ」 リチャード・ノース パタースン 1999 新潮文庫
中西部の都市スティールトンでは、球場建設の是非を焦点に、現職市長と郡検事プライトとの熾烈な市長選が繰り広げられていた。法廷で無敗を誇り、“ダーク・レディ”の異名をとる検事補ステラはブライトの命を受けて、性倒錯と麻薬のからむ変死事件を手がける。だが、被害者の一人は、かつての恋人ノヴァクだった――。サスペンスを超えた深遠な人間ドラマ、文庫オリジナルで登場。
変死した弁護士ノヴァクは、麻薬の不正取引に関わっていた。地方検事としての未来を渇望しながら、ノヴァクとの過去が原因で自らの地位が危ぶまれるステラは、それでも事件の真相に迫ろうとする。やがて、二つの事件が同一犯によるものだと判明。さらに謎を解明する一本のビデオテープが見つかる……。サスペンスの世界に、家族小説、政治小説の要素を融合させた、巨匠の最高傑作。
2011年05月29日
夜の真義を
こういう本を読むには年をとりすぎました。
読めたとしても★★★でしょうね。
「夜の真義を」 マイケル・コックス 2006 文藝春秋
ロンドンの街の底を歩み、裏仕事を請け負う男エドワード・グラプソン。英才と謳われた男が、なぜ暗闇の街路で刃を握り締めるに至ったのか。その数奇なる半生が、いま語られはじめる。第25代タンザー男爵。エドワードの実の父親はこの男爵かもしれないと、己の素性を隠し、証拠を探しはじめた。だがやがて、男爵の寵愛を受ける若き詩人フィーバス・ドーントが姿をあらわす。ドーントこそが、かつてエドワードをイートン校放校に陥れた仇敵であった。 イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。
読めたとしても★★★でしょうね。
「夜の真義を」 マイケル・コックス 2006 文藝春秋
ロンドンの街の底を歩み、裏仕事を請け負う男エドワード・グラプソン。英才と謳われた男が、なぜ暗闇の街路で刃を握り締めるに至ったのか。その数奇なる半生が、いま語られはじめる。第25代タンザー男爵。エドワードの実の父親はこの男爵かもしれないと、己の素性を隠し、証拠を探しはじめた。だがやがて、男爵の寵愛を受ける若き詩人フィーバス・ドーントが姿をあらわす。ドーントこそが、かつてエドワードをイートン校放校に陥れた仇敵であった。 イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。