スパイ

ぼくを忘れたスパイ  2011年01月06日
片腕をなくした男  2010年03月07日
城壁に手をかけた男  2009年03月17日
スマイリーと仲間たち  2004年08月18日
スクールボーイ閣下  2004年08月17日
別れを告げに来た男  2004年08月16日
ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ  2004年07月28日
寒い国から帰ってきたスパイ  2004年07月27日
冷戦交換ゲーム  2004年06月27日
アシェンデン  2004年06月24日

2011年01月06日

ぼくを忘れたスパイ

Amazon Amazon久しぶりに読んだスパイ小説、面白いけどこんなのありか?
読む上でスパイや銃器の知識も必要。★★★

「ぼくを忘れたスパイ」 キース・トムスン 2010 新潮文庫

 父がスパイだった? それも辣腕? 競馬狂いで借金まみれのチャーリーは、金目当てで認知症の父を引き取ってから次々と奇怪な出来事に見舞われる。尾行、誘拐未遂、自宅爆破に謎の殺し屋の出現。あげく殺人犯に仕立てられ逃げ回る羽目に……。父は普通の営業マンではなかった? 疑念は募る。普段のアルツハイマーの気配も見せず、鮮やかに危機を切り抜ける父の姿を見るたびに──。
 何が真実で、何が真実でないのか? チャーリーは混乱するばかりだった。父はCIAに所属していて、なんらかの秘密作戦に従事していた。二人を追うのはCIAなのか? 何を聞いても返事が意味不明な父の病。時折訪れる明晰な瞬間にはスーパーヒーローに化けるが、普段は過去も現在もわからない彼が重大な国家機密を握っていたとしたら。独創的な主人公像が絶賛を浴びた痛快スリラー。

2010年03月07日

片腕をなくした男

Amazon著者のしつこさを感じることなく読めた分★が一つ増えた。
ずっと読んできたがチャーリーの顔が浮かばない。★★★★


「片腕をなくした男」 ブライアン・フリーマントル 2009 新潮文庫

モスクワの英国大使館内で男の遺体が発見された。顔面は後頭部からの銃弾で消失、右手の指紋も消されていた。そのうえ、左腕までもがない。ロシアへと飛んだチャーリー・マフィンは現地当局と捜査を開始するが、ロシア側はギャング間の抗争だとして事件を早々に終結させようとする。そんななか、大使館内で盗聴器が見つかった。もしや、二重スパイなのか? 大好評シリーズ、完全復活。

遺体の身元はつかめない。盗聴器を仕掛けた犯人も二重スパイも見つけられずにいる。焦るチャーリーをよそに、マスコミは事件を大々的に報道し、英露関係の危機が高まっていた。そんな折、必要以上に接触してくるCIA工作員。アメリカは何を企んでいるのか。孤立無援のチャーリーは一世一代の賭けに出ようとするがその勝算は……。シリーズの行方を大きく暗示する緊迫の最新作。

2009年03月17日

城壁に手をかけた男

初期のチャーリーものに比べて冗長でしつこい。
文章はスキがないが、読むのがきつくなってる。
後半に入ってわりと早く読むことが出来た。★★

「城壁に手をかけた男」 ブライアン・フリーマントル 2002 新潮文庫

ミサイル防衛を凍結する条約に調印すべくロシアを訪問した合衆国大統領夫妻が、ロシア大統領夫妻とともに銃撃を受ける。取り押さえられた犯人は亡命イギリス人の息子。三国合同捜査が開始されることとなり、例によってチャーリーにお鉢が回ってくる。だが、高をくくっていた彼が調べを進めるうちに、尋常ならざる陰謀の構図が浮かび上がってきた……。好評シリーズ、注目の新展開。
ロシア国内にそびえる幾多の壁。入り乱れる各国捜査陣の思惑。相変わらず冷笑的な上司。困難な状況の中、チャーリーは自身のルールを堅持する。“作戦を立てるときは退路を確保し、必ず他人より先を行く”。だが、検証を進めれば進めるほど疑わしくなってゆく人物がいた――ナターリアである。すでに冷えかけている関係をなんとか修復したいチャーリーは難しい判断を迫られた……。

2004年08月18日

スマイリーと仲間たち

Amazonまたしても、ル・カレだ、スマイリー3部作を締めくくる1冊、★★★★★です。
この後のル・カレの作品はくどくなってきましたね。

「スマイリーと仲間たち」 ジョン・ル・カレ 1980 ハヤカワ文庫

将軍と呼ばれる老亡命者がロンドンで殺害された。
死体の状況から見て、手を下したのがソ連諜報部であることは明白。
しかも将軍は死の直前に、ソ連の工作指揮官カーラの名を口にしていた。
だが、醜聞を恐れる英国諜報部は事件の揉み消しを決定、かって将軍の工作指揮官であったスマイリーを再度、引退生活から呼び戻す。
任務に疑問を抱きつつ将軍の足取りをたどるスマイリーだが、やがて彼は事件の背後に潜む宿敵カーラの驚くべき秘密を知る。
三部作の掉尾を飾る本書で、英ソ諜報部の両雄は積年の対決にあざやかな決着をつける。

2004年08月17日

スクールボーイ閣下

Amazonスマイリー三部作の二作目、ル・カレはますます快調だった。★★★★★

「スクールボーイ閣下」 ジョン・ル・カレ 1977 ハヤカワ文庫

ソ連諜報部の工作指揮官カーラの策謀によって英国諜報部(サーカス)は壊滅的打撃を受けた。
だが、その長に就任したスマイリーは即座に反撃を開始する。
(サーカス)の膨大な記録を分析し、カーラの弱点を解明しようというのだ。
そこで浮かび上がったのは、パリから東南アジアへと伸びる極秘送金ルート。
その受取人を突き止めるべく、スマイリーは臨時工作員ウェスタビーをルートの終着地、香港に派遣する。
スマイリーとカーラの対決を描く三部作の中核を成す巨編。
ル・カレはこの作品で二度目のCWA賞を受賞した。

2004年08月16日

別れを告げに来た男

Amazonフリーマントルはチャーリー・マフィンがお気に入りだけど、これはすごいです。
もちろん★★★★★です。

「別れを告げに来た男」 ブライアン・フリーマントル 1989 新潮文庫

ソ連の宇宙工学の第一人者パーヴェルが亡命してきた。
やはりひと月前に亡命したパートナーのベノヴィッチとは比較にならない重要人物だ。
英政府をはじめ各機関が色めきたつ。
だが事情聴取官のドッズは、パーヴェルの自信に満ち溢れた態度と、亡命者にありがちな罪悪感が希薄なことに疑念を持った。
あまりのタイミングの良さには隠された意図があるのではないだろうか。
ドッズはじっくり腰を据えて尋問を試みようとする。
しかし彼の漠然とした不安は誰にも理解されず、政治的圧力を理由に手順を無視した尋問を要求された。
それは亡命者への迎合を意味し、パーヴェルの要求どおり、ベノヴィッチとの面会も許可された。
だがその直後、パーヴェルは態度を急変させ祖国への帰還を申し入れた。
ドッズの正しさが裏付けられたが、なすすべもなくパーヴェルは帰国していった。
はたして彼の真の動機は何であったのか、ドッズが真相に気がついた時にはすでに……。

2004年07月28日

ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ

Amazonまたしても、ル=カレだ、文句なしの★★★★★
でも今の時代に読むとどうなんだろう(笑)

「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」 ジョン・ル=カレ 1974 ハヤカワ文庫

奇妙なタイトルのスパイ小説だが、内容は複雑化する国際情勢の中にあって衰弱しつつあるイギリス情報部を鮮やかに捉えた秀抜なル・カレの作品である。
タイトルはイギリスに古くからある童謡からとったもので、ティンカー(鋳かけ屋)、テーラー(仕立て屋)、ソルジャー(兵士)……と、本文に登場するスパイの暗号名をあらわしている。
ジョージ・スマイリーは政府の仕事を引退したばかりの頭のいい人物だが、妻との間に離婚話が持ちあがっている。
こんなおり、友人とばったり会い、イギリス情報部の中枢に潜入した共産圏スパイを暴くため一肌ぬぐことを要請される。
精神的に打ちのめされ、反政府の側から追われる男が“二重スパイ”をどのように摘発し、情報部を立て直していくか?
若い情報部員候補者のジム・ブリドウと女性群像をタテ糸に、壮大なスパイ全滅作戦を展開していく不滅の英国人像を描く。
「スクールボーイ閣下」「スマイリーと仲間たち」と3部作を構成する。

2004年07月27日

寒い国から帰ってきたスパイ

Amazonル=カレはこの作品から読み始めました。★★★★です。

「寒い国から帰ってきたスパイ」 ジョン・ル=カレ 1963 早川文庫

密告され、負われる身となって西側に逃れてくる情報部員のカルルを待ちうけているリーマス。
彼も同じ西側の情報部員だ。
うまくごまかして西側に通じる検問所を突破したかにみえたカルルは一瞬、見破られて射殺されてしまう。
――冒頭からスリリングな展開で、すべての部下を失ってベルリンを去らねばならぬことになる一情報部員の運命がつづられている。
いったんは祖国のロンドンに戻って別の仕事に就職するが、それは表向きのこと。
やがて英気を養い、いくつかの作戦を携えて再びベルリンにやってくる。
リーマスの愛人リズとの間にかわされる極限状況下の愛の真実。
謀略と陰謀、危険と裏切りが常に同居するスパイ小説であり、最高のスリラー小説ともなっている。
複雑な東西間の冷戦を見事なプロットで美しく構成しており、世界のベストセラーとなったのもうなずける。
冷戦への憎悪を叩き込んだ作品。

2004年06月27日

冷戦交換ゲーム

面白いんだけど……、今の小説と比べるとやっぱり古い(笑)冷戦交
特にその時代を扱う小説は古臭さを感じてしまう。
この論法で行くと、ル・カレの小説は読み直したら読めるのか? 怖い(笑)

冷戦交換ゲーム」 ロス・トーマス 1966 ハヤカワ・ポケミス

<マックの店>でこんな事件が起こったのは初めてだった。覆面姿の二人組が拳銃を持って乱入し、客に銃弾を撃ち込んで逃げたのだ。
ボン近郊に退役軍人マックがこのバーを開いたのは十年前、アメリカのスパイという身分を隠すため押しかけ経営者となったパディロと始めた。以来マックは相棒の裏の仕事には口を出さずパディロは腕利きスパイとして、またマックの片腕として大過なくすごしてきた。そこへこの事件だ。パディロは訳もわからぬまま、正体不明の男たちを追って飛び出していった……。
事件の直前、アメリカ政府内では大事件が起こっていた。米国安全保障局(NSA)で暗号解読に携わる数学者二人がソ連に亡命したばかりか、彼らが同性愛の関係にあったことが判明したのだ。機密が漏れる恐れがあるばかりか、もし亡命者がホモだとわかれば大変なスキャンダルになる。なんとしても内密に事件を解決しようとするNSAは、苦肉の策としてKGBに対し、一流の諜報員パディロと亡命者の交換を提案したのだ。真相を知らない彼はスパイ交換という陰謀に巻き込まれ、彼の窮状を知ったマックもこの危険なゲームの渦中に……
緊張みなぎる東西ドイツを舞台に、実際に起こった亡命事件をもとに熱いスパイ戦を描く実力派のデビュー作!

2004年06月24日

アシェンデン

ある意味スパイ小説の嚆矢と言われる作品だが、今の時代には古すぎるようだ。
リストアップの値打ちはあるのかも知れないが、私は★★で見合わせましょう。

アシェンデン」 サマセット・モーム ハヤカワポケット

大家が自らの体験を元に描く英国スパイ小説の元祖
第一次大戦勃発を機に、イギリスの作家アシェンデンは海外からロンドンに戻った。帰国早々、彼はあるパーティに招待され、そこで一人の中年男に引き合わされた。その男こそ『R』という頭文字で通っている英国陸軍諜報部員で、アシェンデンに秘密諜報部員として働かないかとすすめるのだった。彼は数ヶ国語に通じていたし、なんといっても作家という職業が隠れ蓑になる。アシェンデンはこの申し出を承諾した。彼は、この任務がイギリスの運命を左右する重大な仕事であるばかりか、命がけの危険と隣り合わせにあることも承知していた。にもかかわらず、抑えがたい探求欲が彼にこの仕事を引き受けさせたのだ。さっそくアシェンデンは細かな指令を受けとると、ジュネーヴに向けて出発した――英小説界の大家が自信の体験に即して描く、ユニークなスパイ小説

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