2005年03月18日

スぺツナズ(特殊部隊)

ソ連国防軍の最精鋭部隊スペツナズ(正式名称は特別任命部隊)はGRUの管轄下にあり、敵国への潜入、要人暗殺、情報収集、軍事拠点への破壊工作などを主たる任務とする。約三万名の隊員はいずれも優秀な運動能力の持ち主で、オリンピック選手も少なくない。その訓練は各種サバイバル技術の修得、パラシュート降下、格闘技、スキー、登山、西側諸国の言語学習など、きわめて多岐にわたる。そのなかにはボタンを押すと刃が10メートル先まで飛んで相手を刺殺する、通称“スペツナズ・ナイフ”なる凶器の使用訓練も含まれている。
チェコ動乱やアフガニスタン侵攻などソ連の大規模な軍事行動では、主力部隊の到着前にスペツナズが重要拠点を占拠していたことが確認されている。また理由は分からないが、小型潜水艇を用いて頻繁にスウェーデン領海を侵犯することも知られている。ソ連によるスウェーデン侵攻を描いたスチュアート・ウッズの『潜行』はここから着想を得たもので、スペツナズの恐るべき作戦能力を描いて世界に衝撃を与えた。

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