2012年03月17日

サトリ

Amazon Amazonやたら注釈の多いのが気になりストーリーに専念できない。
本家と同じ★★★なら上等か。

「サトリ」 ドン・ウィンズロウ 2011 早川書房

1951年東京。日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を学んだニコライ・ヘルは、巣鴨拘置所で服役中、CIA局員ハヴァフォードの訪問を受けた。ハヴァフォードは釈放と引き換えに、ある人物の暗殺を依頼する。ニコライは謝礼金とコスタリカの旅券を準備すること、そして自分を拷問したダイアモンド少佐たちの住所を知らせることを条件に引き受ける。
拷問を受けて変形した顔を整形したニコライは、フランスの武器商人を装うことになり、ソランジュという美しい女性から完全なフランス人になる訓練を受ける。やがてハヴァフォードから標的について明かされた。朝鮮戦争が始まり、中国はソ連との連携を深めているが、アメリカはこの二国間に楔を打ち込む必要があり、ある人物を暗殺して互いに反目させようと企んでいた。暗殺の標的は、中国の顧問役をつとめているKGBの幹部ヴォロシェーニン。ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。ニコライは、いまや愛し合うようになっていたソランジュに別れを告げ、ついに北京に乗り込む!
人気・実力No.1作家が、孤高の暗殺者ニコライ・ヘルの若き日の壮絶な闘いを描く話題の巨篇!

アメリカ側の裏切りによって、ニコライは深手を負うが、ソ連寄りの毛沢東の政策に反対する中国国防部長らの一派に命を救われる。国防部長の副官、余大佐にニコライは巧みに取引をもちかける。
ヴェトナムでは激しい独立闘争でフランスの支配が揺らいでおり、アメリカがフランスの後釜に座ろうと画策していた。国防部長らはその企みを密かに封じ、アメリカと協力関係を築きたいと考えていた。そのためには、独立闘争を展開するヴェトミンにロケット・ランチャーを売って闘争に勝利させ、アメリカにヴェトナム介入を断念させる必要があった。こうした状況を踏まえ、ニコライは自分がロケット・ランチャーをヴェトミンに売る役目を果たそうと申し出たのだ。報酬として彼は、新たな身分と身分証明書を求めた。
要求が受け入れられたニコライはロケット・ランチャーとともに、中国の雲南省からヴェトナムに向けて出発する。自分を裏切ったアメリカ側に復讐することを誓って。だが、行く手には、大自然の猛威とソランジュとの再会、そして激烈きわまりない闘いが待ち受けていた!
伝説の作家トレヴェニアンが遺した冒険小説の金字塔『シブミ』の世界が甦る大注目作!

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by ともん。   2012年03月22日 16:27
大分市に転居してきてから
こちらのサイトを教科書に?
ミステリを読むようになりました。

市立図書館では
この間までボランティをさせてもらい
お薦め本のコーナーを担当していたのですが
この度県外に転居となりまして
コーナーは休止の模様です、残念〜

そんなこんなで
この間「サトリ」は読んだのですが
「シブミ」が後まわしになっています(購入済)
しぇんしぇいの書きぶりからいって
本家は相当面白そうですね?
転居後の楽しみにとっておきます!

これからもたくさん紹介してくださいね。

2. Posted by しぇんしぇい   2012年04月05日 18:06
おやおやそうでしたか、館長さんは友達です。
これからの紹介よりも★★★★★を読んでください。
★★★★もいいですよ。
シブミはたしか★★★だったと (;^_^A

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Profile
しぇんしぇい
読み上げた本です
以前のブログ
Archives
Recent Comments
Googleblog内検索

livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)