2009年11月01日

ブリムストーンの激突

Amazon西部劇の面白い読み物以外の何ものでもない。
いっき読みでした。★★★

「ブリムストーンの激突」 ロバート・B.パーカー 2009 早川書房

レゾリューションでの闘いから一年。ヴァージル・コールとその長年の相棒エヴェレット・ヒッチは、一人の女を捜してニューメキシコからテキサスを南下するはるかな旅の途上にあった……。彼らはリオ・グランデ川に近いうらぶれた町で女を見つける。アリー・フレンチ、アパルーサでヴァージルと愛し合いながらも次々とほかの男に身をゆだね、彼を捨てて逃げていた女だ。彼女は最低の娼婦に身を落としていた。ヴァージルとエヴェレットは彼女が立ち直るまで、ブリムストーンという繁栄しつつある町に保安官助手として腰を落ち着けることを決める。ブリムストーンの有力者は、元ギャングの酒場の主人パイクと狂信的キリスト教団を率いる伝道師ブラザー・パーシヴァルの二人。酒場を経営するパイクと、酒場を罪悪として糾弾するパーシヴァルとのあいだには不穏な気配が漂っている。そんな中、町の周辺で同じ犯人によると思われる牛馬泥棒・殺人・誘拐事件が頻発し始めた。現場にはいつも奇妙なインディアンの矢が残されていたが……。男たちの欲望渦巻く西部の町で、かよわき者たちを守るヴァージルとエヴェレットの正義の銃が火を噴く! 『アパルーサの決闘』『レゾリューションの対決』に続いてミステリ界の巨匠パーカーが贈る白熱のハードボイルド・ウェスタン。

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