2009年01月21日

時間封鎖

Amazon Amazonスペースオペラはともかく、クラークやアシモフが懐かしい。
最近のSFは好きになれない。★★

「時間封鎖」 ロバート・チャールズ・ウィルスン 創元SF文庫

ある夜、空から星々が消え、月も消えた。翌朝、太陽は昇ったが、それは贋物だった……。周回軌道上にいた宇宙船が帰還し、乗組員は証言した。地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれたあと、彼らは1週間すごしたのだ、と。だがその宇宙船が再突入したのは異変発生の直後だった――地球の時間だけが1億分の1の速度になっていたのだ!
界面を作った存在を、人類は仮定体(仮定上での知性体)と名づけたが、正体は知れない。だが確かなのは――1億倍の速度で時間の流れる宇宙で太陽は巨星化し、数十年で地球は太陽面に飲み込まれてしまうこと。人類は策を講じた。界面を突破してロケットで人間を火星へ送り、1億倍の速度でテラフォーミングして、地球を救うための文明を育てるのだ。迫りくる最後の日を回避できるか。ゼロ年代最高の本格SF。ヒューゴー賞受賞巨編。

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