2008年12月21日

深海のYrr

Amazon Amazon Amazon現在過去未来、見たことも聞いたこともない題材でできあがったすごい小説。
しっかり読み応えのあるSFサスペンス。★★★

「深海のYrr」 フランク・シェッツィング 2004 ハヤカワ文庫

ドイツで『ダ・ヴィンチ・コード』からベストセラー第1位の座を奪った驚異の小説。ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイドレートの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか?
異変はさらに続いた。大規模な海底地滑りが発生、大津波が起きてヨーロッパ北部の都市は壊滅してしまう。この未曾有の事態を収拾すべく、ついにアメリカが立ち上がった。女性司令官ジューディス・リーのもとに、ヨハンソン、アナワクら優秀な科学者が世界中から集められ、異変の原因を探り始める。だがその矢先、フランスを襲った病原体が奇怪なカニの大群によってアメリカの大都市に運びこまれ、パニックを引き起こした!
科学者たちは異常な行動をとった海洋生物が共通の物質を持っていることを知る。そしてヨハンソンは、一連の事態が起きた原因をようやく突き止めた。その仮説を証明すべく、ヨハンソン、アナワク、リー司令官らはヘリ空母に乗りこみ、グリーンランド海に向かう。そこで彼らが目にした想像を絶する真実とは何か? 最新科学情報を駆使し、地球環境の破壊に警鐘を鳴らす――ドイツで記録的なベストセラーとなった驚異の小説。

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1. 『深海のYrr 』  [ 本だけ読んで暮らせたら ]   2009年02月20日 01:27
DER SCHWARM (2004) 『深海のYrr』  フランク・シェッツィング/著、 北川和代/訳、 ハヤカワ文庫NV(2008) 地球各地の海で起こる数々の異常現象。 新種の海中生物の発見。北アメリカの西岸で引き起こされたクジラによる船舶への襲撃事件。...

コメント一覧

1. Posted by nanika   2009年02月20日 01:29
アイデアは買います!
でも、それを活かしきる物語構成力が欲しかったような気がします。要はもっと短くして欲しかった・・・。
2. Posted by しぇんしぇい   2009年03月01日 18:24
文庫本一冊になってたら★が5つだったかも (笑)
読み上げるのがきつかったでしょうね。

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