2004年06月06日

Amazon途中までは時間がかかったが真ん中からは一気に読み上げた。
リストにあげてもいいし、あげなくてもいい、他にもあるから……(笑)

「獲物のQ」 スー・グラフトン 2002 早川書房
かつてはキンジーを威嚇恫喝し、大いに恐れさせていた昔なじみのドーラン警部補も、寄る年波から健康を害し、今は捜査の第一線から身を引いている。そんな彼が突然訪ねてきた。聞けば、かつての先輩である元刑事のステーシーが癌に冒され、余命いくばくもない。ステーシーの、そしてドーラン自身の心残りになっている事件の解決に手を貸してくれないかと言うのだ。事件は18年前、偶然にも彼ら二人が第一発見者となった他殺死体遺棄事件。郊外の石切場付近に打ち捨てられ腐乱していた、少女のものと思われた死体で、全身に多数の刺し傷が認められた。だが、多くの遺留品にもかかわらず、ついに死体の身元は判明せず、ジェーン・ドウと名付けられたまま、警察の記録書類のなかに埋もれていたのだ。退屈な日常の調査業務にうんざりしていたキンジーは、依頼を引き受ける。だが、二人の老刑事とともに遺体の発見現場に向かったキンジーは、そこで思わぬ事態に直面する……。
1969年8月、サンタ・バーバラ郡で発見され、以来今日に至るまで身元不明のままという、現実のジェーン・ドウ事件にインスパイアされて執筆し、全米で大きな反響を呼んだシリーズ最新作。

2004年06月04日

AmazonCWA賞をとった作品だが、なんとなく好きになれなかったのでリストにはあげません。
というわけでここに解説を……。

「悲しみの四十語」 ジャイルズ・ブラント 2000 ハヤカワ文庫

子供を失った悲しみは、四十の言葉を連ねても言い尽くせない――カナダの田舎町で起きた、十代の若者ばかりを狙った残忍な連続殺人。残された家族を思うと捜査を担当するカーディナルの心は沈んだ。そんな折、署内の不正を暴く特別捜査室でカーディナルの過去を探っていた女刑事が、移動で新しい相棒になった……内憂外患のカーディナルが辿りついた、身も凍る真実とは?

Amazon過去にこんないきさつがあったのかとつい思ってしまいそう(笑)

「コード トゥ ゼロ」 ケン・フォレット 2000 小学館

宇宙開発に遅れをとったアメリカは、早く自分たちも人工衛星を打ち上げようと焦っていた。ソヴィエトは既に有人宇宙船打ち上げの前段階ともいうべき犬を乗せたロケットの発射に成功していたにもかかわらず、アメリカは1回目の打ち上げに失敗し、2度の失敗は許されない状況にあった……。そして、ソヴィエトは密かにそれを阻止しようと企んでいた。国の威信と命運のかかった<エクスプローラー>打ち上げチームの一員だったルークは、しかし、何者かによって記憶を消されてしまう……。それはいったい何を意味するのか……。ついに打ち上げのカウント・ダウンが開始され、打ち上げを阻止しようとする側と、そうはさせまいとする側のチェイスがはじまった……。それはその両者の暗闘を描いたポリティカル・スリラーであり、青春期をともに過ごした男と男の、男と女の友情を描いた物語でもある。

2004年02月16日

2003年このミステリーがすごいベスト10
 1★「半身」 サラ・ウォーターズ 創元推理文庫
 2★「捕虜収容所の死」 マイケル・ギルバート 創元推理文庫
 3★「魔女は夜ささやく」 ロバート・R・マキャモン 文藝春秋
 4★「サイレント・ゲーム」 リチャード・N・パタースン 新潮社
 5★「鉤」 ドナルド・E・ウェストレイク 文春文庫
 6★「ダークライン」 ジョー・R・ランズデール 早川書房
 7★「ボストン、沈黙の街」 ウィリアム・ランデイ ハヤカワ・ミステリ文庫
 8★「歌うダイアモンド」 ヘレン・マクロイ 晶文社
 9★「海を失った男」 シオドア・スタージョン 晶文社
10★「探偵術教えます」 パーシヴァル・ワイルド 晶文社
11★「ヨットクラブ」 デイヴィッド・イーリイ 晶文社
11「闇に問いかける男」 トマス・H・クック 文春文庫
13「魔性の馬」 ジョセフィン・テイ 小学館
14「憤怒」 G・M・フォード 新潮文庫
15★「ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎」 アントニイ・バークリイ 晶文社
16★「死者との対話」 レジナルド・ヒル ハヤカワ・ミステリ
17★「シティ・オブ・ボーンズ」 マイクル・コナリー 早川書房
18★「鴉よ闇へ翔べ」 ケン・フォレット 小学館
19★「リガの犬たち」 へニング・マンケル 創元推理文庫
20★「石の猿」 ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋
20★「夜より暗き闇」 マイクル・コナリー 講談社文庫

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