2004年06月25日

Amazon「アイランド」のトマス・ペリーだ。
女性が主人公のどちらかといえば冒険小説の部類に入る面白本。
★★★でリストアップしましょう、よかったです。

「蒸発請負人」 トマス・ペリー 1995 講談社文庫

「あんたの助けが必要なんだ」自宅に戻ると、警報装置を簡単にすり抜けた謎の男が待っていた。世間から姿を消すためのドア――それがキュートでタフな女ジェーン。男はキャッシュで大金を抱えていた。金融トラブルに巻きこまれ、殺し屋に追われているらしい。MWA賞作家トマス・ペリーが放つ逃亡サスペンス!

2004年06月24日

ある意味スパイ小説の嚆矢と言われる作品だが、今の時代には古すぎるようだ。
リストアップの値打ちはあるのかも知れないが、私は★★で見合わせましょう。

アシェンデン」 サマセット・モーム ハヤカワポケット

大家が自らの体験を元に描く英国スパイ小説の元祖
第一次大戦勃発を機に、イギリスの作家アシェンデンは海外からロンドンに戻った。帰国早々、彼はあるパーティに招待され、そこで一人の中年男に引き合わされた。その男こそ『R』という頭文字で通っている英国陸軍諜報部員で、アシェンデンに秘密諜報部員として働かないかとすすめるのだった。彼は数ヶ国語に通じていたし、なんといっても作家という職業が隠れ蓑になる。アシェンデンはこの申し出を承諾した。彼は、この任務がイギリスの運命を左右する重大な仕事であるばかりか、命がけの危険と隣り合わせにあることも承知していた。にもかかわらず、抑えがたい探求欲が彼にこの仕事を引き受けさせたのだ。さっそくアシェンデンは細かな指令を受けとると、ジュネーヴに向けて出発した――英小説界の大家が自信の体験に即して描く、ユニークなスパイ小説

2004年06月23日

Amazon Amazonあの「8(エイト)」の著者、キャサリン・ネヴィルの作品だからと期待して読み始めたけど……。
結局途中で放棄しました。。。

「マジック・サークル」 キャサリン・ネヴィル 1998 学習研究社

核施設の技師エアリアル・ベーンは、従兄のサムの事故死により謎の古文書を相続したが、身辺に不可解な出来事が相次ぎ、周囲に対しての不信をつのらせていく。そして、次々にあらわになっていくベーン家の複雑な親族関係…。
ヨーロッパに飛んだエアリアルは、古文書の謎を解く鍵を握る人物たちと対面した。彼らが語った内容は、古代の巫女やイエス、聖杯、シャムバラ、ナチスにまでまつわる奇怪な事実。やがて、この世を覆す力の真実が明らかに…。

2004年06月22日

Amazon Amazon今読んでる途中だけど……、面白そうです。
読み終わったけどね、後半ちょっと物足りない感じがした。
リストアップはしてもいいでしょう。★★★


「ロス・アラモス運命の閃光」 ジョセフ・キャノン 1997 早川書房

1945年春、ニュー・メキシコの砂漠に建設された陸軍の研究施設、ロス・アラモスでは、人類の歴史を変える計画が進められていた。長きにわたるドイツ、そして日本との戦争を一気に終結させる秘密兵器・原子爆弾の開発と製造だ。機密を守るため、多くの科学者や技術者が終結した施設周辺には、厳重な警備が張り巡らされ、水も洩らさぬ態勢が敷かれていた。
そのロス・アラモスの保安要員の一人が、他殺死体で発見された。不安を抱いた軍上層部は、元新聞記者の情報部員コノリーを密かに派遣、事件の真相と背景を探らせる。
調査に着手したコノリーは、さまざまな過去を持つ科学者達を調べ上げる。科学者達の多くはナチの迫害を逃れて、ヨーロッパを脱出してきた人々だった。彼らの中に、スパイ行為と関わるものがいるのだろうか?
地道な調査が、徐々に事件の輪郭をあらわにしはじめたころ、パーティーに出席したコノリーは、そこで運命の女性、エマと出会う……

Amazon面白かったが、これはミステリじゃないね、リーガルサスペンスの読み物といった感じです。

「最高裁調査官」 ブラッド・メルツァー 1997 早川書房

イェール大学を卒業したばかりのベンは、合衆国最高裁判所の正面に立ち、大きく息を吸った。今日からここで、最高裁判官付きの調査官として、新たな人生の一歩を踏み出すことになるのだ。
調査官の職務は、激務につぐ激務と考えて間違いなかった。莫大な量の判例を調べ上げ、裁判官が提出する意見書の草稿を執筆しなければならない。だが、不眠不休で仕事をこなす見返りは大きい。最高裁調査官になれる者はエリート中のエリートだけであり、任期を終えれば、輝かしい未来が開けるのだ。
しかし世間知らずのベンは、ふとしたことから詐欺師に騙され、極秘情報を漏らしてしまう。詐欺師はその情報を利用し、巨万の富を手に入れることに成功。もしその件が発覚すれば、ベンの人生は破滅だ。詐欺師はそれをいいことに、さらなる情報を要求してくる。ベンは同僚のリサと三人の親友の力を借り、正体不明の詐欺師に反撃を試みるが……?

2004年06月21日

Amazon賞をとった「殺しの儀式」よりもいいですね。
これはリストアップしてもいいと思います。★★★

「シャドウ・キラー」 ヴァル・マクダーミド 2000 集英社文庫

子供を連れて公園を散歩していた女性がレイプされ殺害された。心理分析学者のフィオナ・キャメロンは、ロンドン警視庁のスティーブ・プレストン警視の依頼で、犯人のプロファイリングを引き受ける。間もなく、容疑者が特定されるが、その男とプロファイリングの結果が一致しなかったために、彼女は真犯人は他にいるのではないかと疑っていた。しかし警察側は彼女の意見を聞き入れず、別のプロファイラーを採用したために、彼女は捜査から降りてしまう。
そんな彼女のもとに、スペインの警察からトレドで起きた連続殺人事件の犯人のプロファイリングをして欲しいという依頼が届き、パートナーとして一緒に暮らしているミステリー作家のキット・マーティンと共に、スペインに向かう。フィオナが異国の事件に関わっている間に、イギリスではミステリー作家が殺害される事件が続き、それが同一犯人による連続殺人だということが明らかになってきたとき、次なる犠牲者としてキットの命が狙われることになる。
CWA(英国推理作家協会)ゴールド・ダガー賞受賞作家の話題の最新作登場。

Amazon読み終わって悪くはなかった。
グラフトンやパレツキーほどではないが、そこそこいけるのでは……。
ということで一応リストアップの予定。★★★

「ストレンジ・シティ」 ローラ・リップマン 2001 ハヤカワ文庫

私立探偵テスは、怪しい古物商の男ケネディから偽の骨董を売りつけてきた相手を捜してほしいと依頼された。その相手は、毎年エドガー・アラン・ポーの生誕日にポーの墓参りにくる謎の男らしい。しかし生誕日の夜、遠くから様子をうかがうテスの目前で、謎の男が何者かに射殺されてしまった! 依頼人が殺人に関わっているのか悩むテスの前に、ミステリの父ポーに絡まる謎が浮かび上がる。文学的興趣に満ちたシリーズ第六弾。

過去の作品
「チャーム・シティ」「ボルチモア・ブルース」「スタンド・アローン」「ビッグ・トラブル」「シュガー・ハウス」「ストレンジ・シティ」「The Last Place」

2004年06月20日

Amazon図書館で予約してあったのだが、返却されたので私に順番が回ってきた。
手に取った瞬間何かおかしい、中を開いたらまだページがくっついてる。
私の前に借りた人は読んでないみたいだ……。
読みに入ったら、急に読む気にならなくなった……?
とっくの昔に映画化された小説なのだがつい最近日本で出版されたものだ。
ミステリって映画にするのが難しいのだが、この本はすでに脚本になっている。
本当に警察ドラマだ。
各ページを開いただけの超斜め読みで終わった。

「刑事マディガン」 リチャード・ドハティー 1962 ポケミス

巨大組織NY市警を揺るがす、白熱の三日間
それは一瞬の油断だった。裸の女に気を取られた隙に逆襲され容疑者に拳銃を奪われてしまったのだ。腕利きで鳴らし、すでに伝説的存在である鬼刑事マディガンが、まさかこんなチンピラに出し抜かれるとは。彼は大都会の雑踏に消えた容疑者を必死で追う――同じ頃、市警本部長のラッセルも苦悩の渦中にいた。片腕とも頼む主任警視が不正に加担した証拠が挙がり、対決を余儀なくされているのだ。巨大組織となった警察機構とそこに生きる男たちをリアルに描き、ドン・シーゲル監督、リチャード・ウィドマーク主演で映画化された、白熱の警察ドラマ。

2004年06月19日

Amazon Amazonコナリーはうまいね。
この作品も十分お薦めに値します、他のコナリーの作品との相対的な判断でリストアップは見合わせます。

「ザ・ポエット」 マイクル・コナリー 1996 扶桑社ミステリー

デンヴァー市警察殺人課の刑事ショーン・マカヴォイが変死した。自殺とされた兄の死に疑問を抱いた双子の弟で新聞記者であるジャックは、最近全米各所で同様に殺人課の刑事が変死していることをつきとめる。FBIは謎の連続殺人犯を<詩人><ザ・ポエット>と名付けた。犯人は、現場にかならず文豪エドガー・アラン・ポオの詩の一節を書き残していたからだ。FBIに同行を許されたジャックは、捜査官たちとともに正体不明の犯人を追う……。
謎の殺人犯<詩人>(ザ・ポエット)は、捜査が開始されたことを察知し、大胆にもFBIに挑戦状を送って、次の犯罪を予告する。一方、操作の内容がロサンジェルス・タイムズに報道されたことから、機密漏洩に神経をとがらせる捜査官たち。FBI内部に内通者がいるのか? 操作に協力するジャックは、真犯人を追い詰めたと確信したのだが……。

Amazon映画「ミスティック・リバー」が、全米批評家協会賞の作品賞を受賞した。
評判はよく聞きますが、作品を読み進めていくうちに重くなってしまい途中で投げ出してしまいました。

「ミスティック・リバー」 デニス・ルへイン 2001 早川書房

11歳のある日、少年達は事件に出遭った。

通りで遊んでいた三人の少年に近づいてきた車から降り立ったのは、警官を思わせる男だった。男は三人を叱りつけ、デイヴを車に乗せると、相棒とともに走り去る。あとに残されたジミーとショーンは、囚われたデイヴを呆然と見送った。四日後、誰もが内心ではデイヴの帰還を諦めていた時、彼は自力で脱出してくる。だが、囚われの四日間に何があったかは、誰の目にも明らかだった。ジミーもショーンも、それを痛いほどに感じていた。

そして少年時代は終わった。
25年後、いったんは犯罪社会に身を落とし、今は更生したジミーを、悲劇が襲った。彼の19歳の娘が、何者かに惨殺されたのだ。事件の捜査を担当するのは、刑事となったショーン。そして捜査線上には、かつての友人デイヴが浮上した。

三人の運命がふたたび交差した。

必死の捜査を展開するショーン、犯罪社会のコネを使って復讐をはかるジミー、妻にも告白できない秘密を抱えるデイヴ。そして、彼らの家族もまた苦悩する。親を、夫を、子供を、友人を失う恐れに苛まれながら。

新たな悲劇の幕は、すでに上がっていた……。

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